探偵物語
第19話
影を捨てた男
松田優作
竹田かほり
山西道広
ナンシー・チェニー
成田三樹夫
鹿内孝
中島ゆたか
戸浦六宏
鹿沼えり
山本昌平
片桐竜次
佐藤蛾次郎
柄本明
佐藤晟也
檀喧太
橘雪子
広京子
川村京子
三原玲奈
平田弘美
真辺了子
クロキプロ
グループ12騎会
カースタント
スリー・チェイス
音楽
SHOGUN
主題歌
BAD CITY
作詞 ケーシー・ランキン
作曲 ケーシー・ランキン
編曲 大谷和夫
唄 SHOGUN
LONELY MAN
作詞 ケーシー・ランキン
作曲 芳野藤丸 大谷和夫
編曲 大谷和夫
唄 SHOGUN
音楽監督
鈴木清司
撮影
片岡二郎
脚本
柏原寛司
監督
小池要之助
協力
ジャパン・ベスパ
キャラバン
紳士服エフワン
提供
大正製薬
ブルボン
MAZDA
シャープ
製作
東映芸能ビデオ
松田優作
は
「同郷、遅咲き、ずっと助監督ばかりの小池要之助が初監督」
と
予告編
で
小池要之助
を
紹介するが
1978年に東宝/日本テレビ『大追跡』
1976年に創通エージェンシー/ナック/東京12チャンネル『バトルホーク』
で
すでに
監督をしている。
小池要之助
の
演出
は
冴えており
才能を感じさせる。
犯罪組織に追われベスパで逃走する工藤探偵。
犯罪組織
の
片桐竜次
山本昌平
佐藤晟也
檀喧太
は
79年型マツダ・ルーチェ
77年型マツダ・ルーチェ・レガート
で
工藤探偵のベスパを追う。
異様に怖い山本昌平。
なぜかペットととしてネズミを連れている。
余計怖い山本昌平。
だいたい悪役
の
山本昌平。
毎日放送/大映京都/映像京都『横溝正史シリーズⅡ 不死蝶』
では
悪役ではなかった。
そのうえ
どちらかと言えば良い扱いだった。
山本昌平
は
1984年、西宮球場での阪急ブレーブス開幕戦の始球式を担当。
阪急東宝グループ宝塚映画『怪人二十面相と少年探偵団Ⅱ』主演なので呼ばれた。
ふてぶてしい
佐藤晟也
キャラが濃いが、
東宝/日本テレビ『太陽にほえろ!PART2』
では
タクシー運転手
という
特に
佐藤晟也である必要が無い仕事を引き受けている。
佐藤晟也はテレビ朝日/石原プロモーション『西部警察』
には
4回出演しているが、
『西部警察PART2』『西部警察PART3』
には
出ていない。
運転がうまい檀喧太、
スタントマンを使わず自分でカースタント。
檀喧太、あまり台詞は無いが、檀喧太らしい声を響かせている。
片桐竜次
は
相変わらず悪役が似合う。
片桐竜次
は
極悪
より
『探偵物語』第19話「影を捨てた男」
での
コミカル悪役が似合う。
片桐竜次は普段から悪役らしい緊張感漂う空気感を醸し出している。
しかし片桐竜次はフランス映画好きであるという。
松田優作
は
片桐竜次、檀喧太の乗る79年型マツダ・ルーチェを蹴る。
横浜中華街で工藤探偵のベスパはジャンプして転倒。
あからさまにスタントマンである。
工藤探偵
犯罪組織に捕まり
は
トヨタ・カローラ
に
手足を縛られ
乗せられ
横浜港の橋梁の坂
から
トヨタ・カローラ
を
暴走させられる。
トヨタ・カローラ
は
橋梁から降り切った地点で
横転
爆発炎上。
しかし
工藤探偵
は
生きている。
理由
は
「ヒーローは死なないんだよなー。」
松田優作は免許が無いので鹿沼えりの運転するマツダRX-7に乗って逃走。
追う犯罪組織の片桐竜次、山本昌平、佐藤晟也、檀喧太のマツダ・ルーチェ、マツダ・ルーチェ・レガート。
SHОGUNの楽曲「マルガリータ」に乗せて
マツダRX-7、マツダ・ルーチェ、マツダ・ルーチェ・レガート
が
華麗なカースタント。
小池要之助監督のセンスが光る。
SHОGUNの楽曲「マルガリータ」は名曲でSHОGUNらしさが出ている。
「マルガリータ」
は
東宝『ピーマン80』主演の新井康弘が率いるお笑いアイドル「ずうとるび」
に
提供され
「ずうとるび」は「マルガリータ」を日本語で歌っている。
「マルガリータ」
作詞はSHОGUNのケーシー・ランキン
作曲はSHОGUNの芳野藤丸
編曲はSHОGUNの大谷和夫。
戸浦六宏は鹿内孝を刺す。
激怒した工藤探偵はドリフや吉本新喜劇で使われる棒で戸浦六宏を殴りまくる。
戸浦六宏のズボンは破れパンツ丸出しとなる。
『探偵物語』第9話
では
トビー門口
が
殴られてズボンが破れ
白ブリーフ丸出し
となっている。
鹿内孝
は
読売テレビ/東京ムービー『ルパン三世』第9話「殺し屋はブルースを歌う」の殺し屋プーンのようである。
鹿内孝
は
テレビ朝日/東映/藤映像コーポレーション『警視庁殺人課』第2話「身代金2億5千万!」
では
便器に顔を突っ込んで死ぬ。
ラスト、
谷村新司、堀内孝雄、矢沢透
アリス
の
楽曲
「遠くで汽笛を聞きながら」
が
使用される。
堀内孝雄が歌唱、
悩み続けた日々が
まるで嘘のように
忘れられる時が来るまで
固く心を閉じたまま
暮らしてゆこう
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で
という歌詞、
堀内孝雄の人生に何があったのか
と
思わせる
が
堀内孝雄は作曲だけ
で
作詞は谷村新司
だった。
堀内孝雄
は
谷村新司の才能に嫉妬
「アリス解散しよう」
と
言った。
谷村新司は了承する。
堀内孝雄
は
怖くなってくる。
堀内孝雄
は
「アリス解散、やめよう。」
と
言い出す。
谷村新司
は
「男が一度言ったことは守らなあかん!」
と
激怒。
堀内孝雄は泣きそうになる。
堀内孝雄
は
同級生やしきたかじん
と
偶然出会う。
やしきたかじん
は
「お前、今何してんねん!」
と
堀内孝雄
に
聞く。
堀内孝雄
は
「俺、今アリスやってんねん!」
と
言う。
やしきたかじん
は
「ええ歳やねんから真面目にやらなあかんぞ!」
と
怒り、
去って行った。
やしきたかじん
は
アリス
は
エロ本のアリス出版
と
思っていた。