田中大介ブログ2

関西大学卒業
杏林大学大学院修了
日本の国家安全保障とメディアを研究
田久保忠衛・元時事通信ワシントン支局長に師事

公開から45年『野性の証明』金沢カリフォルニア大井川コロラド長野ロケ超大作 角川メディアミックス左翼5 森村誠一陰謀論

2023-10-03 17:37:23 | 映画

 

 

 

 

金沢、カリフォルニア、大井川上流、コロラド、長野県山岳部、で撮影した超大作映画。

 

 

衝撃の展開が待ち受ける、繰り返される。

 

 

カリフォルニア州兵が保有する本物のM48戦車、CH-47輸送ヘリコプター、OH-58観測ヘリコプターを使う。

 

 

陸上自衛隊は、M48戦車は使っていない。

 

 

CH-47輸送ヘリコプター(定員・55人)は84年から川崎重工業でライセンス生産されるが、映画製作当時の78年は陸上自衛隊で導入していなかった。

 

 

78年の映画製作当時、陸上自衛隊は合衆国海兵隊が使うCH-46シー・ナイト輸送ヘリコプター(定員・25人)をKV-107輸送ヘリコプターという名称で導入していた。

 

 

OH-58観測ヘリコプターも陸上自衛隊は導入しておらず、陸上自衛隊はOH―6観測ヘリコプターを使っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OH-58観測ヘリコプターに乗る松方弘樹が恐怖のあまり失禁。

 

 

松方弘樹は高所恐怖症だった。

 

OH-58観測ヘリコプターのパイロットがサービスで派手な機動を繰り返し、ヘリコプターに乗ってるだけと思っていた松方弘樹は失禁した。

 

 

しかし松方弘樹は迷彩服を着ていたため、失禁がバレにくかった。

 

 

 

松方弘樹は

 

「おしっこ漏らしちゃったんです。」

 

 

高倉健

 

に言う。

 

 

高倉健は

 

「情けないね~弘樹は。」

 

 

言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

バカ息子を演じた舘ひろしは舘ひろし俳優人生史上もっとも適切な役をもらった。

 

 

本当にバカ息子に見える舘ひろし。

 

 

本当にバカに見える舘ひろし。

 

 

 

舘ひろしはこの作品で演技運を使い果たした。

 

 

舘ひろしは79年のテレビ朝日/石原プロモーション『西部警察』では滑舌が悪く、まるで新人のように思われた。

 

 

 

 

 

 

舘ひろしを「若」と呼び尽くしまくる成田三樹夫。

 

成田三樹夫は日本テレビ/東映芸能ビデオ『探偵物語』以降、面白い人と思われるようになったが

 

ヤクザ成田三樹夫は怖い。

 

普通のスーツを着ない成田三樹夫ヤクザ。

 

高倉健に斧で頭を叩き割られる成田三樹夫。

 

斧で頭を叩き割られるのが似合う成田三樹夫。

 

 

 

 

 

『人間の証明』でもおばあさん北林谷栄が殺されていたが

 

『野性の証明』でもおばあさん北林谷栄が殺される残虐。

 

おばあさんの死体から鼻水が大量に出ていてリアリティがある。

 

 

 

 

 

原田大二郎が善人の後輩を演じ

 

AR-18ライフルをフルオートで連射して福島県警・羽代警察署の竹村捜査課長を蜂の巣にして大量出血させて殺す。

 

原田大二郎は長野県の山中にある小屋で地味に殺されるが、暴れまわって派手に死ぬ原田大二郎も観たかった。

 

 

 

 

 

地方のドンに媚びまくる福島県警・羽代警察署の竹村捜査課長を演じる中丸忠雄。

 

薬師丸ひろ子を裸にしようとする中丸忠雄。

 

AR-18ライフルのフルオート連射で蜂の巣・大量出血で死んで喝采を浴びる中丸忠雄。

 

 

 

万事休す、からのAR-18ライフルのフルオート連射。

 

 

AR-15/M16ライフルより安いAR-18ライフルは豊和工業でライセンス生産され、海外に輸出されていた。

 

64式小銃の配備がなかなか進まなかったので、安いAR-18ライフルを自衛官一人一丁とりあえず配ってほしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅宮辰夫の田舎ヤクザ。

 

太り過ぎの梅宮辰夫。

 

田舎ヤクザが似合いすぎる梅宮辰夫。

 

 

 

 

 

河川改修・堤防構築、まるで田中角栄。

 

陸上自衛隊の特殊部隊が極秘にこだわり過ぎる森村誠一。

 

笹川良一のような子供を大事にする怖い三國連太郎。

 

森村誠一の妄想が爆発している。

 

 

 

 

 

大映/徳間書店『君よ憤怒の河を渉れ』から引き続いて高倉健・中野良子が共演。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陸上自衛隊の特殊部隊「特殊工作隊」に射殺される左翼テロリスト寺田農。

 

1968年から飛んできたような左翼テロリスト寺田農。

 

警察官、運転手と殺す極悪な左翼テロリスト寺田農。

 

しかし電源を落とされ真っ暗になって狼狽する左翼テロリスト寺田農。

 

こんなんでは負け必至である。

 

 

 

 

 

 

 

陸上自衛隊の特殊部隊、特殊作戦群は2004年3月に発足した。

 

1994年、北朝鮮がIAEAの特別査察を拒否し

 

北朝鮮が核開発を行っていることが確定

 

北朝鮮へ軍事制裁が検討された。

 

日本では北朝鮮のミサイル攻撃とともに北朝鮮のゲリラ部隊、コマンド特殊部隊の攻撃が想定された。

 

しかし北朝鮮のゲリラ部隊、コマンド特殊部隊の攻撃に対して準備ができてなかった日本。

 

1994年から陸上自衛隊は特殊部隊の研究を始め、2004年3月にようやく特殊作戦群が発足した。

 

 

 

 

 

 

 

ベスト・コマンドと言われた元・特殊工作隊の高倉健が特殊工作隊を倒すが、

 

ただの刑事に過ぎない夏八木勲まで特殊工作隊を倒すのはおかしい。

 

夏八木勲が特殊工作隊に殺されそうになっているのを高倉健が救うシーンにすべきだった。

 

 

 

 

 

夏八木勲は一時期、夏木勲に改名していた。

 

八だけ消えた。

 

夏八木勲『人間の証明』では脇役だったが夏木勲『野性の証明』ではメインキャストに昇格した。

 

夏八木勲が演じる岩手県警・宮野警察署の北野刑事はなかなかしつこくいやらしいせこい男である。

 

高倉健につきまとい、窮地に陥るのを待っている。

 

 

 

 

 

羽代市の車は福島ナンバーである。

 

羽代警察署のパトカーにも福島県警察と書いてある。

 

東北・羽代市とあるが具体的には福島県のようである。

 

 

 

 

 

藁ぶき屋根の農家を炎上させる角川映画『野性の証明』。

 

角川映画は『戦国自衛隊』でも藁ぶき屋根の廃寺を炎上させる。

 

藁ぶき屋根の建物を燃やすのが好きな角川映画。

 

しかし『野性の証明』は東映が制作プロダクション、『戦国自衛隊』は三船プロダクションが制作プロダクションである。

 

 

 

 

 

 

押井守は「高倉健みたいな年齢の特殊部隊なんかいるわけがない。」と言っているが

 

アメリカ陸軍グリーンベレーの下士官の平均年齢は38歳、40代もいて、デルタフォースはグリーンベレーより平均年齢が若干高い。

 

高倉健でも大丈夫である。

 

 

 

 

 

丹波哲郎が陸上自衛隊の陸将、鈴木瑞穂が陸上自衛隊の陸将補。

 

丹波哲郎は松竹『皇帝のいない八月』で統合幕僚会議議長

 

鈴木瑞穂は東宝『地震列島』で統合幕僚会議議長

 

を演じている。

 

 

 

 

 

 

1999年ごろ、休日の昼にMBS毎日放送で『野性の証明』が放送された。

 

休日昼の放送なのに浜村淳の解説付きという豪華さの特別待遇だった『野性の証明』。

 

しかし映画放送の直前に

 

「お子様の鑑賞は保護者の・・・」

 

とテロップが30秒ほどあった。

 

発狂した江角英明が村人を殺しまくり首が飛び血が噴き出す、高倉健が江角英明に制裁の頭叩き割り血噴出と残酷なので仕方がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1996年、ABC朝日放送において深夜に二晩連続で『人間の証明』『野性の証明』が放送された。

 

冬の深夜1時『人間の証明』、次の日の深夜1時『野性の証明』で朝9時から大学受験だった。

 

高倉健不器用、原田大二郎AR-18フルオートで連射、中丸忠雄AR-18蜂の巣血まみれ、アホの舘ひろし、三國連太郎ドン、丹波哲郎陸将、鈴木瑞穂陸将補、成田三樹夫と江角英明頭斧で叩き割り血が噴出、北林谷栄おばあちゃん首吊り鼻水、からパワーを与えられ大学合格。

 

 

 

 

阿藤快はヤクザ役で出演しているが、特殊工作隊の隊員役と思っている人が結構いる。

 

テレビ朝日/東映『はぐれ刑事純情派』の大場順も特殊工作隊という驚愕。

 

 

 

 

 

佐藤純彌監督は

 

ロシアロケ『おろしや国酔夢譚』

 

ウイグルロケ『敦煌』

 

カリフォルニア・コロラドロケ『野性の証明』

 

NYロケ『人間の証明』

 

中国人歓喜『君よ憤怒の河を渉れ』

 

国鉄激怒『新幹線大爆破』

 

 

超大作映画に向いた監督だった。

 

姫田真佐久は佐藤純彌批判している。

 

 

 

 

 

 

 

佐藤純彌監督は東映『遺産相続』で今田耕司、東野幸治を起用。

 

しかし佐藤純彌監督は東映『遺産相続』で

 

今田耕司、東野幸治に対し

 

「声がでかい!」

 

と注意した。

 

今田耕司、東野幸治は

 

「舞台育ちなもんですみません。」

 

と謝った。

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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