ここ数ヶ月、気になっていることがあります。
それは、留学ビザやワーキングホリデイビザの取得と、航空券の予約や発券についてお客様との認識にズレが生じている感じがあります。
本来、航空機移動は留学やワーホリをするための手段なので、同じエコノミークラスの航空券だったら安い料金で航空券を買いたい! そう思うのは当たり前です。 私だってお金をセーブしたいので安い料金を探します。
でも、安いからと言ってそれが全て良いかと言うと、大きな間違いをしている方がいらっしゃいます。 でも、特に学生さんはお金が無いし、留学やワーホリの方も現地での学校費用や生活費が心配で航空券は安く、安く! とお考えですが、 そこに落とし穴が有るのです。
少し、皆さんからご質問をいただいた内容を整理してみますと・・・。
1.ビザ申請の際に航空券の提示が必要?
安い航空券には制限が多くあることが普通です。特に問題となるのは発券期限の制限です。 ヨーロッパ方面もユース運賃などが出ていますが、予約後7日以内に航空券を発券しなければなりません。 よく皆さんからお問い合わせいただくのが、大使館でビザを申請する際の条件として、電子航空券控えを提示しなければならないのですが、直ぐに発券できますか? 又は、航空券を直ぐに発券しないと本当にダメなのですか? というお尋ねです。
私の会社では、もちろん直ぐに航空券は発券できるのですが、その前に「ご予約確認書」を発行しますので、それを大使館に持参してください。と申し上げています。
逆に申し上げますと、これを大使館に持って行くということは、直ぐに航空券を発券しなくても良いということです。 航空券の種類の中には、一度発券をしてしまうとビザが発給されなかったり、出発日に間に合わなくて変更や取り消しをしたいのに、航空券の払い戻しが不可能だったり、払い戻しに何万円もの手数料を払わなくては変更も出来ない航空券が多く有ります。 安い航空券には制限が付いているのは当たり前と思ってください。 安いと思っても高く付いてしまう可能性がありますので、絶対に変更も取り消しも無し! と自信のある方は別ですが、リスクは自己責任です。
私の会社が発行した「ご予約確認書」で今日までのところビザの申請で断られた例は聞いたことがありません。 フランス、ドイツ、イギリス、デンマーク、ポーランド、アメリカ、カナダなど多くの大使館で実績があります。
2.ビザ発給が遅れてしまう場合
実は、これが最近多いのです。 大使館で凡その取得に必要な日数などを公表しているのですが、これが変わってしまったり、状況に応じて変更になるケースが多々あります。 ですから、当初の学校の開始日、その前に日本を出発、その出発日の前までにビザ取得と、皆さん逆算していらっしゃるのですが、大使館や国の行事、国政の変更などによりその都度、変更になるのです。 日本では、パスポートの取得や免許証、証明書類の発行など行政事務では、事前に取得日数を公表していて、またその通りの所要日数で発行されたりしていますので、行政とは正確なんだ! と思ってしまいますが、海外では日本ほど行政事務の所要日数は正確ではありませんし、その国の行事や政治日程、選挙などで大幅に変わることがあるのです。
ついこの春も、何件かその様なことが発生し、幸い皆さん航空券の発券が出発近くまで待てる航空券だったのと、同じ予約クラスの席が空いていたので、同じ料金で取り直しをしてご出発されたました。 ビザの事情で出発日の変更を希望する場合には、極力何か実費が発生する場合はご了解をいただきますが、大抵は航空券の発券前ですと実費が発生しないケースですので、このようなお客様の都合でない場合には、特別に手数料無しで対処をさせていただいております。
3.ビザを気にしていると航空券が無くなってしまいます
これもたまに有る話ですが、ビザの取得(特に航空券の提示が必要でない場合)が頭の中の大半を占めていて、ビザの取得は何とか学校の研修開始日に間に合ったのですが、航空券の手配はしていなかったというケースがあります。
これによりどんなことが発生するかというと、安い航空券が手に入れられないということがおきます。 一般の人が旅行をしない時期でしたら、航空機の席も沢山空いています。 ですから、安い航空券も手に入れることが比較的容易です。 しかし、繁忙期はビザが取れたのに学校の開始日に間に合う航空券が無い! という悲劇も起きています。 私の会社にもそういうお問い合わせ電話が有りますが、ダメです!とは可哀そうで申し上げられませんので、何とかお探ししています。但し、航空券の料金が高くなってしまうことが普通です。 航空会社によっては混んでいてエコノミークラスの席がゼロという場合も有ります。 毎日、何便かを飛ばしている航空会社でしたら、何とか高いながらお席を確保することが可能です。 非常に高額で悲しい気持ちになってしまいますし、研修開始日に間に合わないという怖いことになってしまいます。
取り敢えず航空券は余裕を持って早めに問い合わせを開始してください。学校の申し込みの前に航空券の料金を調べ、学校の手配と航空券の手配、ビザの申請と同時進行で丁度いいのです。
取り敢えず、最近気になったことをお話ししましたが、是非このようなことが起きないように早めに、ゆとりをもって準備をしてください。 私でもお手上げな状況が無いとは言えませんが、最後まで頑張れる自信は有りますので、困った時にはご相談ください。 営利法人なので無料では有りませんが、何とか間際でもお探しをいたします。
☆お問い合わせ・お申し込みは下記までお願いいたします。
・電話: 03-5789-4727
・メールアドレス: info2 @ zen-i.jp
・ホームページ: http://www.zen-i.jp/pf_airfee/air_index.html
・担当者: 柴田
・海外生活体験サポートセンター 株式会社ゼン・インターナショナル
東京都知事登録旅行業第3-5859号 日本旅行業協会(JATA) 正会員
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