Moi!! kiitos!!

Minun nimi on natuko!!

  ~the sense of wonder~

世界一の現場力!!お掃除の天使たち!!

2013年01月28日 11時45分13秒 | 本~読書~
新幹線のお掃除の天使たち~「世界一の現場力」はどう生まれたか? 著者:遠藤 功

これは、鉄道整備株式会社~JR東日本~ テッセイのお話。
題名の通り、新幹線のお掃除の話です。
文章にもあるように、「とても大切で、なくてはならないけれど、地味で、目立つことのない仕事です。」

それが、どうしてこんなにもメディアにとりあげられているのか・・・

文章より
「私たちがテッセイの皆さんの仕事ぶりに感銘を受けるのは「無言の法悦」を感じるからではないでしょうか。
私たちのために快適な空間をつくろうと、心を込めた仕事をしているのが、伝わってくるからです。」

ある定年後の夫の妻は、自分の自由になるお金が欲しくてテッセイに入社しました。
入社する前に、夫や娘に相談するが、「親類にバレないようにしてくれ」「お母さん、そんな仕事しかないの?」と言われてしまい、
尻込みをしてしまったそうです。
しかし、その方は仕事をしながら、駅のホームでお客様とのちょっとしたことで、少しずつ心がほぐれていきました。
荷物を持ってあげたり、駅の線から前に出ている方に声をかけて注意を促したところ、返ってくる言葉が「ありがとう」という感謝の言葉です。
あるとき、駅で夫の妹さんに出くわしてしまいました。恥ずかしさと、夫への申し訳ない気持ちがふつふつとわいてきてしまったそうです。ある夜、その妹さんから電話が来て「お姉さんがあんなに立派に働いているなんて思わなかったわ、あんなにちゃきちゃき仕事する人だなんて思わなかった。すごいじゃないですか」嬉しさとなんて返事をしたらいいかわからなかったそうです。

そして、この方は正社員になる面接で「私はこの会社に入るとき、プライドを捨てました。でもこの会社に入って新しいプライドを得たんです。」と伝えました


テッセイの改革 ~文章引用~
平成17年7月1日JR東日本東京支社の運輸車両部司令部長だった矢部輝夫さんがテッセイに異動してきました。そのとき矢部さん「あんなところへいくのか・・・」と正直に思ったそうです。清掃やサービスという分野は未知の領域。しかも、あまりよい評判はきこえてこない会社。でも、矢部さんは、「どうせ行くなら、いい会社にしたい!」と、そして矢部さんはテッセイに着任される。
モデルつくり、コメット(彗星)のことを別名「ほうき星」といいます。掃除業務の愛称としてぴったりとうことで、「コメットさん」という名称がつかわれることになりました。矢部さんはこのコメットさんに着目し、「コメット・スーパーバイザー」とうチームを作り14名を任命しました。制服も真新しいものに新調。教育や訓練も矢部さん自身で行しました。
さらに、このコメットさんのやる気を出すために駅長さんとの昼食会をセットし、意見交換の場を作りました。
働きやすい環境を整える。テッセイの経営計画に「新しいトータルサービスをめざして」という目標が掲げられました。
まずコメットさん達の休憩室全てにエアコンの設置(費用総額800万円)。
シンプルで分かりやすい組織に!!同じ車両清掃業務を行っているにもかかわらず、ベテラン中心の東京クリーンセンターと若手中心のコメットクリーンセンターには、縄張り意識から一部でいがみ合いもありました。社内の雰囲気はけっしてよくはなかったのです。矢部さんは組織を統合し1本化することにしました。
イベントで一体感を高める。でも、環境の改善や組織再編だけでスタッフの意識や行動が変わるわけではありません。「トータルサービス」を推進するには、会社全体で「トータルサービスとは何か」を考え、その実現のためにみんなで仕事の内容ややり方を変える地道な努力が不可欠です。掛け声だけでは、会社は変わりません。
最初に仕掛けたのが、「お客様サービスジョイトラリー」と称するイベントです。具体的な取り組みを6チームが発表し、パネルディスカッションも行いました。場所は飯田橋駅のエドモントホテル!!立派なホテルとは無縁だったスタッフたちは大喜び!!
こうしたイベントは、新鮮で、自分たちの役割・仕事とは何かを振り返る絶好の機会となりました。そして自分たちは「トータルサービス」という共通の目標を目指す仲間であり、「一つのチームであることを確認する場ともなったのです。
やる気があり能力の高い人はどんどん社員に採用すべきだ。公平で透明性の高い制度にすれば現場は活性化し、会社は必ずよくなる」
「トータルサービス」という大きな目標を実現するためには、ぶれずに継続的に同じテーマを言い続けることが大切です。そして副題として「みんなで創る「さわやか・あんしん・あったか」サービス」というフレーズを付け加えたのです。こうすることでより具体的なサービス内容が分かるようになりました。

・・・・・など他8項目盛りだくさん!!面白い!!この行き届いたトータルサービスが、メディアにとりあげられ、海外の方が視察に来るほどまでになったんですね。先日、ホームで赤いジャンパーを着たコメットさんを見かけました。なんだか親しみを感じ嬉しくなりました。
新幹線はきれいで当たり前と思っていましたが、きれいにしてくれているコメットさんがいることを忘れてはいけないと思いました。
人がやりたくないなと思うことを、率先してできる、目をつむらない精神は素晴らしいと思いました。
掃除は人が生活していくうえで基本的なことで自分の範囲でやっています。それを人様にまで提供できるのは素晴らしいの一言です。
おもてなしのサービス心を持ち、掃除にプライドを持つテッセン従業員の方々に敬意を払います。

私もサービス業なのっで、矢部さんのトータルサービスはとても参考になりました。
そして、おもてなしの心を忘れずに日々の仕事に取り組んでいきたいと思いました。
さて・・・今日は仕事がお休みです。まずは、自宅の水回りから掃除をしましょう

この本の最後にいい言葉が載っていました。

静かに行く者は健やかに行く。健やかに行く者は遠くまで行く
















孤宿の人 宮部みゆき

2011年01月20日 11時59分26秒 | 本~読書~
「孤宿の人」を読み終えました。

宮部みゆきの本は初めて読みます。
職場の方に借りました。

良かったです。。。最後は泣き泣きでした

舞台は讃岐~丸亀藩らしいのですが、架空の丸海藩の中で物語が展開しています。

悲運を背負った無垢な少女「ほう」が主人公です。

阿呆の~呆~から
方角の~方~
宝物の~宝~

ほうの名前の由来が、阿呆のほうだと呼ばれ、ある人(加賀殿)にであい、進む道がある方角の方に変わり、そして、この世の大切なもの、尊いもの。
ほうの命が宝に変わり、宝のほうになった。


人は汚いところもあり、どうしようものないこともある。
ただその場では逃げられても、悪い連鎖は悪いところに再びもどってくる。
日々の行い、心の持ちようは良いものでなくてはいけないな~と思いました。
ほうという少女からたくさん教えてもらいました。

良い本と出合いました
     

「峠 上・中・下」読み終えた~!! 

2010年10月12日 20時05分25秒 | 本~読書~
「峠」 司馬 遼太郎 新潮文庫


先日やっと読み終えました。2か月もかかってしまいました

越後長岡藩の河井継之助
という人物の生涯が書かれた小説です。

幕末から明治維新といえば、「竜馬がゆく」でも知られているように、薩長土肥の勤王派 対 新撰組や会津藩を含む
佐幕派が大舞台です。そして今回、この本を読み、中立を考えていた藩がいたことには驚きました。越後の長岡藩です。
他の大藩に比べたら小さな藩です。河井継之助という大きな男にとって長岡藩という船は小さすぎた…と司馬さんは
言っていました。

この時代、先見の明を持ち動いていた人は、ほんの一握りだといっていました。
その一握りの一人に河井継之助が入っているのです。面白いことに、福沢諭吉に会って討論してるんです。
上を観ている人は同じように上を観ている人としか目が合わないのかもしれないですね。

河井継之助が最後どうなるかは、知っていたので、後半は気落ちながら読んでました。
経過を読んでいると、この人のそして長岡藩の無念さといったら…。分かっていながらもなんとかならないものかと
何度も思いました。悲劇ですよ。
なんで、最後の交渉役に若い軍艦将校が出てきてしまったのか…。。。そのせいで無念の歴史は動きはじめてしまったんですよ。

動いてしまったものは仕方がない。今、こうして時代存在している。過去は振り返ることしかできません。
ただ、正しいか悪いかはわかります。反省することが出来ます。同じ過ちをしないために過去があるのではないかと思います。


越後、新潟県長岡に行ってみたくなりました。


  

  「人間はその現実から一歩離れてこそ物が考えられる。距離が必要である、刺激も必要である。
   愚人にも賢人にも会わねばならぬ。じっと端座していて物が考えられるなどあれはうそだ…」


  「おれは鴉が好きだ…あいつはおれに似ている」
  「この鳥がちがっているのは、つねに太陽にむかってまっしぐらに飛ぶところである。鴉は、朝は昇ってゆく朝日
   にむかってまっしぐらに飛び、夕は沈んでゆく夕日にむかって目をそらさずに飛ぶ。太陽にむかって飛びうる鳥
   は鴉のほかない。おれはそう心掛けている。」
   ~継之助のいう意味は、自分のきめた生涯の大目的にむかって目をそらさずに飛び続けようということなのであ
   ろう。







恋する日本語

2010年09月14日 14時23分13秒 | 本~読書~
恋する日本語 小山 薫堂
先日、友人に本を頂きました。

日常、何気なく使われている言葉だけれども、ちゃんとした意味を実は知らない。。。
そんな恋心を堪能できる35の恋のショートストーリーです。

涵養:かんよう
水がしみこむように、少しずつ養い育てること。

一度にもちきれないほどの花束をくれる人よりも、

一本の花を毎日くれる人のほうがいい。

恋は積み重ねたほうが頑丈だから。


遠近:おちこち
未来と現在。

近すぎて見えないものがある。

遠く離れているからこそ、見えるものがある。

それは、時間にもあてはまる。

遠い未来と今…。

今の恋への不満は、将来振り返った時、意外と幸せだったりする。

などなど、どこか心当たりのあるストーリーです。

作者の方が誰かにラブレターを書きたくなったら…僕の作戦は大成功かもしれません。
という言葉を最後に書いていました。…私、書きたくなりました
作者さん大成功です 笑


今日は9月14日 これはトトロのカレンダー
先日、友人から誕生日プレゼントに頂いたものです
かわいいです


これは面白い!!

2010年08月14日 10時08分09秒 | 本~読書~
ガセネッタ&シモネッタ  米原万理  文春文庫

先日、患者さんのところに行ったら、読みかけの本が置いてありました。
奇妙な表紙で、題名が「ガセネッタ シモネッタ」でした
どうしても気になり

「下ネタとダジャレの本ですか?」と聞いたら、やっぱりそうでした!!

しかも、国際的にも活躍している通訳の方が著者です。

仕事が終わりすぐに本屋に行き購入しました

知ってましたか??
北朝鮮の金正日総書記の好物がサンドウィッチみたいなんです。
それを韓国語に直すと…
ハムハサムニダっていうみたいです

想像したら、おかしくて。。。ハムハサムニダ~って言ってるんですよ。。。

そんな類のユーモアたっぷりの本です
いやぁ~良い本に出会えましたまだ読み途中なので、
先が楽しみです

もうひとつだけ。ロシア語で「こんにちわ」をなんていうかわかりますか?
ズロース一丁」と発音がとても似てるようで、…伝わってしまうようです
これはたまらない・・・つぼ入ります。。。