質問者:ハイル禅師 理不尽な理由で処刑された人達には
どのような因縁があったのでしょうか?
私:実例として江戸時代の封建社会でも些細な理由や理不尽な
理由で切腹を命じられたりするケースが多々ありました
理不尽な理由で重い罰の沙汰を受ける人は個人の因縁なら
個人単位で集団の因縁なら集団単位で因果が巡って来る訳です
例えば江戸時代に武士の子息十五人が剣術の稽古中に
賭博行為に走りそれを上の者に咎められて
連帯責任で十五人全員が切腹を命じられたとする
普通なら三日間の断食や正座程度で許してもよさそうなモノだが
これには霊的な理由があるのです
それは鎌倉時代に上記の十五人の者が元寇に備えて防人の
仕事をサボっていた若者達全員数十人を
見せしめで切腹させたなどである
つまり前世に些細な理由で若者達を殺めているので次の世では
些細な理由で自分達も十代で死ぬ運命になった訳です
人の生死に関わる事象は偶然ではなく相応の理由がありますが
仏教でいわれる因果の理法や因果応報の教えは真理なのです
他人に厳しくする沙汰には必ず自身に返って来る法則を理解すると
同時に逆に他人を助けていれば次の世では自分も死ぬ運命から
誰かの援助により助かるのであります
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