質問者:ハイル禅師 妖刀と呼ばれるモノがありますが
犠牲者の霊魂が染みついているのでしょうか?
私:江戸時代などは法整備があっても身分が高い者が行う
人斬りは暗黙の内に見逃されてきました
要するに武士が試し斬りを人間で行った事も多く
沢山の血を吸った刀には黒い煙が出ている
明治時代に家主の黒田氏が突然豹変して
刀で女中や使用人を切り捲った事件もある
有名な話では戦国大名の細川忠興氏が
家臣三十六人を名刀の歌仙兼定で手打ちにしたが
和歌の三十六歌仙をもじって歌仙と呼ばれている
時代劇では妖刀を握ると人格が豹変して殺人鬼になり
手当たり次第に周りの人間を斬殺しますが妖刀の類は
現実的には高僧の呪法により箱に入れて封印されております
信念を持った善人でも妖刀を握った瞬間に憑依されて
殺人鬼に変わるほど霊力が強いからです
また妖刀に込められた悪意のある念の正体が
惨殺された犠牲者の念とは限らず刀を作った者か
修験者が悪念を込めたモノなどもある
また刀に限らず血で書かれた絵画や詩文などにも
悪霊が憑依していることがあり守護霊が弱い人は
霊障を受けて発狂して自殺したり呆けて精神病に
なることもある
血で書かれた絵画や血を吸った刀剣など いわくつきの
モノには近づかないのが賢明であります