質問者:ハイル禅師 私の家系は絶家になりそうですが
子孫が繁栄していく家系とどこが違うのでしょうか?
私:基本的に子孫繁栄の大前提として先祖代々の徳積みの
質量に関係しており特に陰徳の力が大きく左右するのです
この陰徳とは誰にも知られずに積んだ徳分の事であり
この徳分にも二種類あるのです
一つは生きている間により真実を深く探求し自らの内なる
御魂を進歩向上させた功しでありこの功しは真諦の探究や
上乗に至る為 陰の胎蔵界的徳分と言われている
二つ目は人を救済した足跡や社会に残した多大な功績であり
物施・体施・法施などの陽の金剛界的徳分の事であります
要するに御先祖が人倫を守り徳を積み素晴らしい行いを
してきた人が多い家系は天運が授かっており子孫代々が
長く繁栄していくのであります
台湾にいる孔子の子孫も繁栄しており然るべく社会的地位に
就いている人が多いですが二千年以上続く家系は奇跡的だと
言えるだろう
つまり絶家寸前になって人慮であれこれ考えても仕方がなく
徳を積むことが子孫に見えない大きな運勢を与えるのです
結論として子孫の命脈とは家の祖先が残した徳分次第であり
先祖代々が酒池肉林や他人に大損害を与えてきた場合は
子孫の何代目かにおいて必ず罪障清算の督促が来て
絶家になってしまうのである