ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年7月4日。ウクライナ侵攻から131日目

2022-07-04 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年7月4日。

 ベラルーシ大統領はいわゆる秋の徴兵と予備役を命じる法令に署名しました。
 ベラルーシ男性は兵役義務がありますが、予備役が気になりますね。もっともこれはいつもの徴兵なので、このようなニュースを聞いたからと言って、ロシアのウクライナ侵攻を助けるために準備し始めたんだな・・・と思わないでください。


 アゾフ海に面した都市、タガンログに飛行してきた無人偵察機が墜落。民家の屋根に落ちて火災が発生しました。

黒海のズメイヌィ島にウクライナの国旗が掲揚されました。

 ロシアは、ルガンスク州全域の制圧したと発表し、隣のドネツク州への攻撃を強めています。

 ウクライナ大統領は3日、ルハンシク州の最後の拠点だったリシチャンスクについて、奪還すると述べ、あくまでも戦術的な撤退だと強調しました。

 ロシア軍とルガンスク人民共和国軍は対ドローン攻撃のため、特殊な武器を使用しているそうです。
 信号を送ることにより、ドローンが制御できなくなるそうです。
 

 女子テニス協会(WTA)が、ウクライナ侵攻によりロシアとベラルーシ勢を出場禁止にしたウィンブルドン選手権に対して異例の巨額罰金を科すことを決定しました。
 男子プロテニス協会(ATP)とWTAはロシアとベラルーシ勢の出場を容認しているが、ウィンブルドンは出場禁止とする処分を決定していました。
 デーリーメールは「ウィンブルドンの主催者は、ロシアのアスリートを出場禁止にしたことで100万ドル(約1億3500万円)相当の罰金を科された。」と報道しています。

 JOCはオリンピックからロシアとベラルーシの参加を除外していることについて、



 イギリスはベラルーシから鉄やスチールなどの金属を輸入することを禁止する新しい経済制裁を発動させました。また債権や証券の発行も禁止しました。



 ポーランドは今月8日から、ベラルーシ人の人道的居住許可申請を受け付けます。つまり、ベラルーシ人が人道的に迫害されていると証明できたら、ポーランドに住むことができるということです。ポーランドはウクライナからの避難民も受け入れているし、今年人口が急増したのではないでしょうか。


 ウズベクの西部カラカルパクスタン自治共和国ヌクスで1日、自治共和国の権限を縮小する条項を含んだ憲法改正案に反対する数千人規模のデモが起き、鎮圧を図った治安当局とデモ隊の間で衝突が発生しました。デモは3日までに沈静化。ウズベク検察当局は4日、衝突で18人が死亡し、当局側を含む243人が重軽傷を負ったと発表しました。
 改憲案には「住民投票を通じて自治共和国はウズベクから独立できる」とする現行憲法の規定を削除する条項が含まれており、反発する地元住民らのデモに発展しました。
 デモを受け、同国のミルジヨエフ大統領は当該条項の撤回を決めた一方、自治共和国に1カ月間の非常事態宣言を発令。
 ミルジヨエフ氏は3日、「一部の悪意ある勢力が、改憲への抗議を口実に暴力で国家を不安定化させようとした」と主張し、デモの鎮圧を正当化しました。
 ミルジヨエフ氏は6月、大統領任期を現行の5年間から7年間に延長することや、死刑廃止などを盛り込んだ改憲案を発表。政権側は議会審議などを経て、改憲の是非を問う国民投票の日程を決定する方針だそうです。
 どこも大変です。