2022年7月21日。
ミンスクは昨日と今日はさわやかな天気が続いています。
ベラルーシの駐日大使が今月末離任することを受け、今日、広島市の原爆慰霊碑を参拝し、広島市長を訪問しました。
広島市は今年の8月6日の平和記念式典に、侵攻を理由としてロシアとベラルーシを招待していません。ベラルーシ大使は会談後、「大切な式典に招待しないのは行き過ぎではないか」と述べました。今月末には離任するので、ご本人はどちらにせよ式典に出席しませんが。
記者からロシアの核による威嚇に対して質問を受けると、
「ベラルーシ人はここに誰が原爆を落としたのか知っています。」「自国の主権と独立を守るために欠かせないのであれば(国を守るためには核兵器は必要)そうだと思う。」
と回答。
広島市長は核兵器のない世界を願うヒロシマの心をベラルーシで広めてほしいと大使に要請しました。
次に日本政府による経済制裁については、
「ベラルーシが日本の政府に対して何か悪いことをしたでしょうか。制裁を科す日本への対抗措置も今のところ予定はない。制裁のフィルターを通してベラルーシを見ないでほしい。常に平和を支持している」
と述べ、両国の平和な関係を築くことと、制裁解除を求めました。
「わが国と日本の友好の架け橋を壊してはならない。制裁という名の毒を盛るのはやめてほしい。」
とも述べました。制裁を毒と例えるんですね。
日本で両国の友好のために尽力してきたベラルーシ大使の気持ちは理解できます。ここにはロシアが絡んでいるので、苦しい立場になりましたね。次の大使はどのような人でしょうか。すぐに着任するでしょうか。
ザポリージャ州でロシア側が一方的に設置した「軍民行政府」の幹部は、18日と20日の2度にわたってザポリージャ原発敷地内にウクライナ側の無人機攻撃があり、11人が負傷したと述べました。うち4人は重症。原子炉に被害はなく、放射線レベルも正常だそうです。
ロシア外務省は、原子炉の冷却タンクから「ほんの数十メートル」の場所に着弾し、あわや事故につながるところだったと主張しています。
ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムはソーシャルメディアへの投稿で、ロシアがザポリージャ原発1号機のエンジン室に20以上の軍需品と弾薬を移動させたと説明しています。弾薬が誤って爆発して火災が起こった場合、事故の規模はチェルノブイリ原発事故と同程度になる可能性があると述べました。
原発への攻撃はしないでください・・・。ウクライナ国内の原発、心配です。
アメリカ訪問中のウクライナ大統領夫人は20日、ワシントンの米連邦議会議事堂ビジターセンター講堂で行った演説で、アメリカに防空システムの提供を要望しました。
「決して頼みたくなかった要望だ。武器を送って欲しい。」
という表現を使っています。
昨日、誕生日だったミュージシャン、トーダルが新しいアルバム「風」をリリースしました。
現在、トーダルはベラルーシ国内での演奏活動を禁止されています。
ベラルーシ大統領はAFPの独占インタビューに応じました。その中でウクライナ政府がロシアとの協議を再開し、要求を受け入れれば戦争は終結すると述べました。「すべてはウクライナ次第だ。ウクライナ側が安全を保証すればよい。」とも発言しています。
さらに「われわれは立ち止まって合意に達し、ウクライナで起きているこの混乱、作戦、戦争に終止符を打つ必要がある。」「これ以上続ける必要はない。この先には、核戦争の奈落が待っている。そこに向かう必要はない。」とも述べました。
またウクライナでの戦争はロシアとの対立を求める西側諸国が引き起こしたと持論を展開。
もし今回ロシアが先手を打たなければNATOはロシアを攻撃していただろうとしています。
さらにベラルーシ政府はクリミア、ルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国の存在を事実上認めており、必要であれば国家元首の命令によってこれを承認すると述べました。
もし正式に承認すると、ウクライナから国交断絶されますね。
ミンスクは昨日と今日はさわやかな天気が続いています。
ベラルーシの駐日大使が今月末離任することを受け、今日、広島市の原爆慰霊碑を参拝し、広島市長を訪問しました。
広島市は今年の8月6日の平和記念式典に、侵攻を理由としてロシアとベラルーシを招待していません。ベラルーシ大使は会談後、「大切な式典に招待しないのは行き過ぎではないか」と述べました。今月末には離任するので、ご本人はどちらにせよ式典に出席しませんが。
記者からロシアの核による威嚇に対して質問を受けると、
「ベラルーシ人はここに誰が原爆を落としたのか知っています。」「自国の主権と独立を守るために欠かせないのであれば(国を守るためには核兵器は必要)そうだと思う。」
と回答。
広島市長は核兵器のない世界を願うヒロシマの心をベラルーシで広めてほしいと大使に要請しました。
次に日本政府による経済制裁については、
「ベラルーシが日本の政府に対して何か悪いことをしたでしょうか。制裁を科す日本への対抗措置も今のところ予定はない。制裁のフィルターを通してベラルーシを見ないでほしい。常に平和を支持している」
と述べ、両国の平和な関係を築くことと、制裁解除を求めました。
「わが国と日本の友好の架け橋を壊してはならない。制裁という名の毒を盛るのはやめてほしい。」
とも述べました。制裁を毒と例えるんですね。
日本で両国の友好のために尽力してきたベラルーシ大使の気持ちは理解できます。ここにはロシアが絡んでいるので、苦しい立場になりましたね。次の大使はどのような人でしょうか。すぐに着任するでしょうか。
ザポリージャ州でロシア側が一方的に設置した「軍民行政府」の幹部は、18日と20日の2度にわたってザポリージャ原発敷地内にウクライナ側の無人機攻撃があり、11人が負傷したと述べました。うち4人は重症。原子炉に被害はなく、放射線レベルも正常だそうです。
ロシア外務省は、原子炉の冷却タンクから「ほんの数十メートル」の場所に着弾し、あわや事故につながるところだったと主張しています。
ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムはソーシャルメディアへの投稿で、ロシアがザポリージャ原発1号機のエンジン室に20以上の軍需品と弾薬を移動させたと説明しています。弾薬が誤って爆発して火災が起こった場合、事故の規模はチェルノブイリ原発事故と同程度になる可能性があると述べました。
原発への攻撃はしないでください・・・。ウクライナ国内の原発、心配です。
アメリカ訪問中のウクライナ大統領夫人は20日、ワシントンの米連邦議会議事堂ビジターセンター講堂で行った演説で、アメリカに防空システムの提供を要望しました。
「決して頼みたくなかった要望だ。武器を送って欲しい。」
という表現を使っています。
昨日、誕生日だったミュージシャン、トーダルが新しいアルバム「風」をリリースしました。
現在、トーダルはベラルーシ国内での演奏活動を禁止されています。
ベラルーシ大統領はAFPの独占インタビューに応じました。その中でウクライナ政府がロシアとの協議を再開し、要求を受け入れれば戦争は終結すると述べました。「すべてはウクライナ次第だ。ウクライナ側が安全を保証すればよい。」とも発言しています。
さらに「われわれは立ち止まって合意に達し、ウクライナで起きているこの混乱、作戦、戦争に終止符を打つ必要がある。」「これ以上続ける必要はない。この先には、核戦争の奈落が待っている。そこに向かう必要はない。」とも述べました。
またウクライナでの戦争はロシアとの対立を求める西側諸国が引き起こしたと持論を展開。
もし今回ロシアが先手を打たなければNATOはロシアを攻撃していただろうとしています。
さらにベラルーシ政府はクリミア、ルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国の存在を事実上認めており、必要であれば国家元首の命令によってこれを承認すると述べました。
もし正式に承認すると、ウクライナから国交断絶されますね。