ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年7月22日。ウクライナ侵攻から149日目

2022-07-22 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年7月22日。
 今日は気温が上がり、夏らしい天気でした。

 ベラルーシでは今年の2月以降、ベラルーシの国籍を求めるウクライナ人4228人に国籍を与えました。
 今日も大統領は471人の外国人にベラルーシ国籍を与えましたが、そのうち463人がウクライナ人でした。
 このうち114人は未成年者です。

 ドニプロペトロウシク地域の領土防衛責任者、ゲンナジー・コルバン氏は、ポーランドとウクライナの国境検問所でパスポートを没収され、ウクライナに帰国できなくなったと自身のフェイスブックに書き込みました。
 故郷には病身の両親が残されていること、2022年2月24日から領土防衛本部を率いていること(←だったら、どうしてポーランドへ出国していたのでしょう? 戦争中ですよ、今)さらにウクライナ大統領に誤解を解決してほしいと訴えています。


 ウクライナ大統領は、自身が「深刻な健康状態」のために集中治療室に入っており、ウクライナ政府がコントロールを失っているとのフェイクニュースをロシアが流したと指摘しました。
 またロシアの侵攻により失った領土を取り戻すことなくロシアと停戦することは戦争を長引かせるだけだとの認識を示しました。
 アメリカが供給する高機動ロケット砲システム、ハイマースについては、戦況を変えるために必要な数よりはるかに少ないとし、一段の供与を要請しました。


 ラトビアはアメリカの高機動ロケット砲システム、ハイマースを購入することを決定しました。2025年までには国内に配備できる見通しです。


 ロシア軍の黒海封鎖によりウクライナ産穀物の輸出が停滞している問題で、ロシアとウクライナ、トルコ、国連の4者は今日、トルコのイスタンブールで海上輸送の再開に向けた合意文書に署名しました。
 これで世界的な食糧危機が回避されてほしいです。