ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年7月30日。ウクライナ侵攻から157日目

2022-07-30 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年7月30日。

 7月27日、ゴメリ市近くのベラルーシ鉄道の線路に9 歳と10 歳の3人の男子小学生が石を積み上げました。
 単なる好奇心からだったようで、政治的な意図はありません。(今、ベラルーシでは鉄道テロに関して新家栄室になっています。)
 幸い事故には至らず、列車は石を跳ね飛ばしてそこを通過しましたが、異物が置いてあったことは分かったため通報しました。
 数分後、ベラルーシ鉄道の準軍事警備隊が現場に到着。そして3人の小学生が補導されました。
 子どもたちはすでに帰宅していますが、保護者がその責任を問われています。今ベラルーシは夏休み中。親は仕事をしていて、子どもが鉄道の線路内に入ったことなど把握していませんでした。


 ニューズウイークの記事より抜粋。
・・・
 7月22日にウクライナ中部の都市ビンニツァで執り行われたオレクサンドル・ジニビーの葬儀のもようを撮影した動画には、ウクライナ人司祭のアナトリー・ダドコが告別の辞を述べていたところに、ロシア人の司祭(地元活動家のセルヒー・ティムコフによれば、ミハイロ・バシリュクという名前)が駆け寄ってくる様子が捉えられていた。
 ウクライナ正教会の司祭ダドコは、ロシアのプーチン大統領がウクライナに軍事侵攻を行った理由のひとつは、ウクライナにおけるロシア正教会の信者たちを守ることだったと発言。さらにロシア正教会はこの国への侵略者を支援しているとし、これを聞いたバシリュクが葬儀に乱入してきたと報じられている。
 動画には、バシリュクがダドコの首にかかっていた十字架を取り上げようとした後、自分の手に持っていた十字架で彼を殴りつける様子が映っている。現場にいた複数の軍人が止めに入ってバシリュクを引き離し、葬儀は続けられた。地元メディアによれば、ジニビーはウクライナ南部のミコライウに近いビンニツァで死亡した兵士だった。

・・・

 人の葬儀の最中に何をしているのでしょうか。


 ロシアの政府系天然ガス企業ガスプロムは今日、ラトビアへのガス供給を停止したことを明らかにしました。
 ロシアは露通貨ルーブルでのガス料金支払いを拒否したとして、ポーランドやブルガリアなどへの供給を停止しており、ラトビアも同様の姿勢を示していたためと思われます。


 ドイツのハノーバー市はロシア産天然ガスの供給減などを踏まえ、政府関連の建物、ジムやプールを含む公共施設でのお湯の使用を禁止し、暖房の削減を狙う措置の導入を発表した。


 昨日報道されたドネツク州の親露派武装勢力支配地域にある刑務所が「ウクライナ軍の」ミサイル攻撃を受けて収容されていた「アゾフ大隊」の隊員ら捕虜193人のうちが53人が死亡したといされる事件について。
 ウクライナ側は刑務所が攻撃を受けたのではなく、意図的に爆発されたとし、ロシアが刑務所での残虐行為を隠ぺいしようとしたからと激しく非難しています。
 刑務所の破壊の真相を調査するために国連が専門家を派遣する用意があると国連事務総長の副報道官が述べています。


 2月にスムイ州の住民男性を上官の命令に沿って銃殺し、今回のウクライナ侵略で初の戦争犯罪に問われたロシア軍の軍曹ワジム・シシマリン被告(21)の控訴審が昨日、開かれ、1審の終身刑判決から禁錮15年に減刑されました。それでもウクライナの刑務所から出所するころは36歳ですか・・・


 昨日、ミコライウ市内のバス停にロシア軍がクラスター爆弾で攻撃しましたが、今日の続報では死者数が増えて、7人になりました。また19人が病院で治療を受けています。
 同市内では、犬の散歩中の人が、飼い犬とともも砲撃を受けて亡くなっています。
 もちろん民間人です。
 ロシア軍は民間人は攻撃していないと主張しており、これらの人々(と犬)はウクライナ軍の攻撃により殺されたというのがロシア側の主張です。