本当に、本当に、ありがとうございました。
みなさんのご想像の通り、バイタケが無事に見つかりました。
見つかる数日前なんて、11月が終わろうとしているのに全く見つからず
情けなくて伊吹の山奥で涙が滲んでましたもん。
今こうして泣いてる間にもバイタケがどこかで顔を出しているんじゃないか、
いろんな方にご相談をさせてもらってるのに、私の力不足でみつからなかったら
本当に申し訳ないと焦ってばかりいました。
それにしても、ここで調査内容が飛び飛びでしか書かれていなくて
当然まだまだかけるんです(^_^;)。
忘れてしまう前にかけるだけ書いておこうと思います。
書ききったらこのブログを閉めようかどうか迷ってるんですが、
来年もバイタケの分布と地質の関係を具体的に調査しようかな、と考えていたり
金糞岳や国見岳など近隣の山系のキノコ探しの結果を書いてもいいかな、なんて考えてもいます。
ここで調査していてキノコ以外にもう一つわかったことがあるんです。
いろいろ地元の方にお話を聞いていて気がついたんですけど、
まずですね、
どなたかにお話をお伺いしたいなーと思ってあたりをキョロキョロしていると
玄関前なんかで男性が作業されてたりするのを見つけるんです。
そりゃ赤の他人ですからその方に話しかけるのはむちゃくちゃ緊張するわけですよ。
そーっと頭を下げながらすみません…とキノコの調査をさせてもらってることとバイタケのことを聞くと、
男性の方はまず自分は何も知らない…とほとんどの方が答えられるんです。
そうですか…と、引き下がちゃいけない。
なぜならその目は自信に満ちているから。
この人何か知ってる、もう私の心はその人への好奇心でいっぱいになるわけです。
わたしもなんてやっちゃ。
すると、ぽつ、ぽつとそういや僕の母親が…とか、隣の集落の〇〇さんが…みたいなことを
話してくださるようになるんです。
あなた自身はバイタケをご覧になられたことはないんですか?と聞くとあるよ、と。
知ってるんやん(^_^;)。
なんてやりとりしてると、奥様がその名のとおり奥から出てきてくださって…
バイタケ!知ってるわよーっと。
もう最初から満面の笑顔で出てきて下さることが多かったですね。
男性は話の筋から私という人間を判断する、女性は直感で私という人間を信じてくださった。
そして控えめな男性の奥さんが弾けるような明るい聡明な女性だった場合、
御夫婦の雰囲気がすごくいいんです。もう羨ましくって。
そして見つかるかなあ、もう何年もバイタケなんか見てないやろって旦那さんが言うと、
奥様は見つかるわよ!絶対!と根拠のない自信をくださるんです。
そして嬉しいことに、あなたならね、と一言付け加えて。
わああああああああああ、思い出したらまた泣けてきた。
だから、だから絶対見つけたかった。
一筋縄では行かなかったことは今まで書いた文章でお分かりいただけると思うのですが、
時系列むちゃくちゃで思い出した順に続き?を書いていきます。
冬の暇つぶしにどうぞ♥
バイタケが見つかってから2回伊吹山に行ったんです。もう終わりにするのかどうか迷いながら…
エノキだ!こんなきれいに立派に生えているの初めて見た!
伊吹山にお疲れさん、とおみやげをもらった気がした。そしたら肩の力が抜けたんです。
心の底から、また来たいって思ったんです。
ツチグリ 20151208
血が出るキノコ アカチシオタケ 20151208
ハチノスタケ 20151208
アシナガタケ 20151208 この日、また来るねって約束して帰ってきました。
イグチの仲間か何かかと思っていたのですが、こちらのブログを見てからずっと気になって仕方なかったのです…
お答えいただけると狂喜乱舞します。