あかん、溜めてはいけない、溜めてはいけない…
書かなあかん、と思うと書きたくなくなるあまのじゃく。
どんなに止められても山には行くのになあ。
さて、、と。
前回ここに記録だけ残したときに、まさに「伊吹」というバス停の近くにあった集落で
聞き込みをしていた。覚えてるうちに書いとかなきゃ。
いい感じの森が見えているのにアプローチできそうな入口が見つからない、
崖崩れを防止する高い柵が集落との境にずっと広がっていてなかなか柵の裏に行けなかった。
しばらく行くと民家の敷地内の駐車場におばあさんがちょこんっと座っていた。
目の前をタヌキでも通り過ぎたかのようにぽかーんとこっちを見ていたので、
怪しまれないように気をつけながら、そっと声をかけてみた。
バイタケっていうキノコ、ご存知ないですか?
んなもん、もう長いこと誰も採りに行かんわ。
…てことはおばあちゃんはバイタケご存知で。おばあちゃん食べたことあります?と聞くと
あるで。昔はこの辺のもんがこの裏の山に行って、誰かが採れたって言うのを聞いたらわしも、と採りに行ったもんや。
!!!
この人、バイタケの生えてる場所知ってる!
場所について深く聞こうとしたら急にめんどくさそうな顔をした。(あかん、この方限界だ)
ふと私の横をこの方の旦那さんらしきおじいちゃんが横切った。
今度はおじいちゃんに、今、バイタケっていうキノコについてお伺いさせてもらってたんですけど
なにかご存知ないですか?と聞くと
もう何十年も採りに行ってない、と言った。
これもみなさん同じように口にする言葉で、30年とか40年とか採りに行っていないようだ。
でもまだ十分生えている可能性はある。一応バイタケの特徴をお伺いすると
傘はぬるっとしとる、大きさはまちまち。ギザギザはないですか?と聞くと無い、と。
あれ?製材所のおっちゃんあるって言ってたけど。色は…と聞くとシロバイタケとアカバイタケがある、
実は別の方からバイタケには白と黒があると聞いていたのだけれど…
両方食べられるけど感じが違うんや、と言った。うーん、なんのことだろう。
木から生えるんですよね…と私が言うと、いいや、地べたから直接生えてくるんや、と言った。
!!!
木から生えるキノコと地べたから生えるキノコは結構な確率で別種だ!
うーん以前別のおじさんが言っていたバイタケが生えるというベエノキ(カヤ)は
特に雪の多い地域では背があまり高くならない、この辺では50センチ以下の小さな木。
この木の周りによく生えるから、木から生えてると思った?
うーん情報が交錯してる…すいません、バイタケは1個ずつバラバラに生えるんですか?
それとも固まって生えるんですか?と聞いてみると、
不思議なんや、落ち葉の上から少しずつ点々と生えて、大きく見ると輪になって生えてくるんや…
それ菌輪!!!間違いない、落ち葉分解性のキノコだ!!
ぬるっと、ギザっとしてる、木から生えると聞いたとき、バイタケはヌメリスギタケっぽいものなんじゃないか
と思っていた。でもこれは地べたから生えない。振り出しに戻った~。
こいつ本当に手ごわいなあ…
今までバイタケを採ってきたことがある、と語ってくださった方はぱっと見70歳、80歳以上のご高齢の方ばかり。
足を引きずっていらっしゃる方がほとんどだった。
もう簡単に山登りできそうな方たちではない。
しかもバイタケは山の上の方にしか出てこないとみなさんがおっしゃる、ということは
以前生えてた現地で、ご本人に確認していただくのは不可能に近いということ。
しかもものすごく限られた集落(知り得る限り小さな3つの集落のみ)でしかバイタケと呼ばず、採っていない。
あと20年したら、バイタケ、という言葉はこの世から消える。
そんなものに偶然私が触れたということは…
私に何とかしろと、ここの山の神様が言っているような気がした。
とりあえず特定しなきゃね。
山を見上げてため息をついてる私の後ろを、足の悪い別のおばあさんが押車を押して通り過ぎた。
あの…バイタケっていうキノコご存知ないですか?
はい、はい、知ってますよ。あ、優しい感じ、いろいろ聞けるかな。
あの、私バイタケってキノコがどのキノコのことを指すのかわからなくて、
できたら山でそれらしいキノコを採ってくるんで見ていただきたいんです。
・
いつ頃なら採れそうですか、と聞くと、梅雨がしっかりあけたくらいかなあ…
夏のキノコですか?それくらいから山で仕事をしてたもんがバイタケをどっさり持って帰ってくると
それを見て山で仕事してへんもんも皆山に上って、バイタケとって帰ってきたんよ。
おばあちゃんも採りに行かれてたんですか?
行ってたよ、この集落の上の方や、でもすごい上の方やで、下の方には生えてへん。
ほんまに上のほうなんやで、と繰り返し上のほうだ、と言った。
おばあちゃん、わたしそこに行ってきます。生えてるかどうかわからないなんていつものことなんで
生えてなくても全く気にならないし、何回でもそこに行きます。
だから、キノコを持ってきたら見てくれますか?
おばあちゃんは、はいはい、と快く承諾してくれた。
それを聞いてたさっきのおじいちゃんが、この集落のずっと上の方に今はもうないが
お宮さんがあったんや、そこから上のあたりでバイタケが生えとった、と話してくれた。
クヌギの木や、クヌギの生えてる森にしかあらへん、この辺はクヌギは少ない、
その少ないクヌギの生えてる森を探して、落ち葉の上とか時には落ち葉の下によく隠れてるのを
がんばって探すんやで、と教えてくれた。
おばあちゃんが高い柵が途切れている場所や、以前使われていたが今は使われていない古い林道や
隣の集落からもこの集落の上に出られる道があることを教えてくれた。
ん、がんばろ。
数日後、このお宮さん跡でバイタケではないが不思議な出会いをすることになる。
今回は書ききれませーん。
次書きます、では。



書かなあかん、と思うと書きたくなくなるあまのじゃく。
どんなに止められても山には行くのになあ。
さて、、と。
前回ここに記録だけ残したときに、まさに「伊吹」というバス停の近くにあった集落で
聞き込みをしていた。覚えてるうちに書いとかなきゃ。
いい感じの森が見えているのにアプローチできそうな入口が見つからない、
崖崩れを防止する高い柵が集落との境にずっと広がっていてなかなか柵の裏に行けなかった。
しばらく行くと民家の敷地内の駐車場におばあさんがちょこんっと座っていた。
目の前をタヌキでも通り過ぎたかのようにぽかーんとこっちを見ていたので、
怪しまれないように気をつけながら、そっと声をかけてみた。
バイタケっていうキノコ、ご存知ないですか?
んなもん、もう長いこと誰も採りに行かんわ。
…てことはおばあちゃんはバイタケご存知で。おばあちゃん食べたことあります?と聞くと
あるで。昔はこの辺のもんがこの裏の山に行って、誰かが採れたって言うのを聞いたらわしも、と採りに行ったもんや。
!!!
この人、バイタケの生えてる場所知ってる!
場所について深く聞こうとしたら急にめんどくさそうな顔をした。(あかん、この方限界だ)
ふと私の横をこの方の旦那さんらしきおじいちゃんが横切った。
今度はおじいちゃんに、今、バイタケっていうキノコについてお伺いさせてもらってたんですけど
なにかご存知ないですか?と聞くと
もう何十年も採りに行ってない、と言った。
これもみなさん同じように口にする言葉で、30年とか40年とか採りに行っていないようだ。
でもまだ十分生えている可能性はある。一応バイタケの特徴をお伺いすると
傘はぬるっとしとる、大きさはまちまち。ギザギザはないですか?と聞くと無い、と。
あれ?製材所のおっちゃんあるって言ってたけど。色は…と聞くとシロバイタケとアカバイタケがある、
実は別の方からバイタケには白と黒があると聞いていたのだけれど…
両方食べられるけど感じが違うんや、と言った。うーん、なんのことだろう。
木から生えるんですよね…と私が言うと、いいや、地べたから直接生えてくるんや、と言った。
!!!
木から生えるキノコと地べたから生えるキノコは結構な確率で別種だ!
うーん以前別のおじさんが言っていたバイタケが生えるというベエノキ(カヤ)は
特に雪の多い地域では背があまり高くならない、この辺では50センチ以下の小さな木。
この木の周りによく生えるから、木から生えてると思った?
うーん情報が交錯してる…すいません、バイタケは1個ずつバラバラに生えるんですか?
それとも固まって生えるんですか?と聞いてみると、
不思議なんや、落ち葉の上から少しずつ点々と生えて、大きく見ると輪になって生えてくるんや…
それ菌輪!!!間違いない、落ち葉分解性のキノコだ!!
ぬるっと、ギザっとしてる、木から生えると聞いたとき、バイタケはヌメリスギタケっぽいものなんじゃないか
と思っていた。でもこれは地べたから生えない。振り出しに戻った~。
こいつ本当に手ごわいなあ…
今までバイタケを採ってきたことがある、と語ってくださった方はぱっと見70歳、80歳以上のご高齢の方ばかり。
足を引きずっていらっしゃる方がほとんどだった。
もう簡単に山登りできそうな方たちではない。
しかもバイタケは山の上の方にしか出てこないとみなさんがおっしゃる、ということは
以前生えてた現地で、ご本人に確認していただくのは不可能に近いということ。
しかもものすごく限られた集落(知り得る限り小さな3つの集落のみ)でしかバイタケと呼ばず、採っていない。
あと20年したら、バイタケ、という言葉はこの世から消える。
そんなものに偶然私が触れたということは…
私に何とかしろと、ここの山の神様が言っているような気がした。
とりあえず特定しなきゃね。
山を見上げてため息をついてる私の後ろを、足の悪い別のおばあさんが押車を押して通り過ぎた。
あの…バイタケっていうキノコご存知ないですか?
はい、はい、知ってますよ。あ、優しい感じ、いろいろ聞けるかな。
あの、私バイタケってキノコがどのキノコのことを指すのかわからなくて、
できたら山でそれらしいキノコを採ってくるんで見ていただきたいんです。
・
いつ頃なら採れそうですか、と聞くと、梅雨がしっかりあけたくらいかなあ…
夏のキノコですか?それくらいから山で仕事をしてたもんがバイタケをどっさり持って帰ってくると
それを見て山で仕事してへんもんも皆山に上って、バイタケとって帰ってきたんよ。
おばあちゃんも採りに行かれてたんですか?
行ってたよ、この集落の上の方や、でもすごい上の方やで、下の方には生えてへん。
ほんまに上のほうなんやで、と繰り返し上のほうだ、と言った。
おばあちゃん、わたしそこに行ってきます。生えてるかどうかわからないなんていつものことなんで
生えてなくても全く気にならないし、何回でもそこに行きます。
だから、キノコを持ってきたら見てくれますか?
おばあちゃんは、はいはい、と快く承諾してくれた。
それを聞いてたさっきのおじいちゃんが、この集落のずっと上の方に今はもうないが
お宮さんがあったんや、そこから上のあたりでバイタケが生えとった、と話してくれた。
クヌギの木や、クヌギの生えてる森にしかあらへん、この辺はクヌギは少ない、
その少ないクヌギの生えてる森を探して、落ち葉の上とか時には落ち葉の下によく隠れてるのを
がんばって探すんやで、と教えてくれた。
おばあちゃんが高い柵が途切れている場所や、以前使われていたが今は使われていない古い林道や
隣の集落からもこの集落の上に出られる道があることを教えてくれた。
ん、がんばろ。
数日後、このお宮さん跡でバイタケではないが不思議な出会いをすることになる。
今回は書ききれませーん。
次書きます、では。



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