ある哲学者が言う。
すべての悩みの原因は人間関係にある。
人は多くのことを自分の他に求める。
失敗したときに自分の他にぶつける。
今うまくいかないのは○○のせいだと思う。
自分は悪くないのに、と思う。
しかし、すべての自分の苦しみを作り出している最終発信源は自分自身に他ならない。あらゆる通過点を越えて、最終ジャッジの「自分」に届く。
「自分」のとって、受け取ったものを「負」と感じるのは、そのものが「負」であるからではなく、そのものが「負」であると自分が決めているからである。
なので、ふとした気持ちの変化や考え方を再構築することによって、さっきまでのブルーがまるで嘘かのように、何ごともなかったような心境になることが多い。
もちろん、この世には絶対的に許されない悪がいる。その悪によって取り返せないほどの傷を受けることもある。そんなとき、自分のこの先が見えなくなり、一人で閉じ籠ることを選択せざるを得ないときがある。
すべての悩みの原因は人間関係にある。それは悪に対しても同じである。
しかし、である。
すべての悩みの原因は人間関係にあるが、すべての悩みの突破口も人間関係にある。
抱えきれないほどの悪は、一人では解決できない。
受けたダメージに対して、立ち上がるエネルギーは相当のもので、部外者が言えることではないが、「悪」もいれば、絶対的にあなたを信じてくれる人もいる。
同じところを巡り続けているのであれば、いけると思ったときに手を出してみるのもありかもしれない。
ときに、引っかかるかもしれない。「悩みの解決」に迎えない経路に変化が出るかもしれない。
すべての悩みの突破口も人間関係にある。
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