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小学生の頃は、外に行く度にミラクルが起こる気がして、ドキドキしながら新品の帽子をかぶったりしてみた。大好きな子の家の前を通りすぎるだけで心臓が破裂しそうなくらい緊張した。どの日も特別な1日で、ただ過ぎていく日なんて1日も無かった。同じ通学路も毎日が異なる冒険の舞台であったし、ちょっとでも変化があったとしたら(例えば通学路のお店が閉店したり)、それは大事件だった。通学路は飛ばすことのできないフィールドの1つであり、そこも含めて毎日が新しかった。
今の自分はどうか。通勤路に何か変化があっても立ち止まらずに時間を気にした。なるべくならば通勤路に時間をかけたくなくなった。どの日も似たような1日で、週末までワープしたくてしょうがなくなった。
もっと、端的に言うと、ドキドキしなくなった。外にいくときのアクシデントが怖くて仕方なくなった。トラブルがないように予約サイトで予約をし、みんなとなるべく同じ1日を過ごすことに気を使った。
毎日がドキドキしなくなった。特別を排除した。場所と場所をつなぐ道はただの手段になった。
そのときに気づいたある日はとても悲しくなった。
今からでも遅くない。不確定な未来を楽しめる大人を再開します。
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