加賀の国唯一の一の宮は白山比め神社(はくさんひめじんじゃ)。(めという漢字は口へんに羊と書きます。)
越中には述べにすると6社の一の宮が存在するが(雄山神社は3つ)、
加賀百万石といわれるところにはこちら一か所だけである。
石川県白山市鶴来の三宮というところに座する。
???なぜ三宮なのか。(以下に説明)
崇神天皇の御代、安久濤の森(現古宮公園)以下同社HPより
崇神天皇(すじんてんのう)7年(前91)、本宮の北にある標高178mの舟岡山(白山市八幡町)に神地を定めたのが創建と伝わります。
応神天皇(おうじんてんのう)28年(297)には手取川の河畔「十八講河原」へ遷り(うつり)ましたが、
氾濫のためしばしば社地が崩壊するので、霊亀2年(716)に手取川沿いの「安久濤の森」に遷座しました。
文明12年(1480)の大火によって、40余りの堂塔伽藍がことごとく焼失し、末社三宮が鎮座していた現在地へ遷りました。
全国約三千社にのぼる白山神社の総本宮である白山比神社の祭神「白山比大神(=菊理媛尊)」も
『日本書紀』に登場する女神のひとりです黄泉の国との境界で対峙するふたりの前に登場するのが菊理媛尊で、
伊弉諾尊・伊弉冉尊二神の仲裁をし、その後、天照大御神(あまてらすおおみかみ)や月読尊(つくよみのみこと)、
須佐之男尊(すさのおのみこと)が生れます。
白山比神社では、菊理媛尊とともに伊弉諾尊・伊弉冉尊も祭神として祀られています。
菊理媛の「くくり」は「括る」にもつながり、現在は「和合の神」「縁結びの神」としても崇敬を受けています
国道から神社へ向かう景色は、さながら温泉街の風景。たしかに温泉もあるようだ。
広い駐車場に停めると、土産物屋などもあり、観光バスも往来する。
一の宮帳と社名は入っていないが、白山さんの御朱印帳に御朱印を受ける。
白山信仰にてこちらが一の宮というのはわかるが、
加賀国とあろうところが、市内に一か所くらい一の宮があってもよかったのではないでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます