南房総館山・なぎさの自然詩

ハマゴウの丘のある海岸で


いつもの海岸ではハマゴウの蕾が出来はじめ、今から花の咲くのが楽しみで毎日のようにハマゴウをチェックしています。



今年はゴミゼロに合わせての海岸清掃で砂丘の草刈りが無く、ハマゴウの群落が刈り取られることがありませんでした。
青々としたハマゴウとその香りが一面に漂い、胸いっぱいに吸い込んで清々しい気分になります。



そしてハマゴウの砂丘から三浦半島が見えたのですが、久里浜の火力発電所の煙突は1本だったかなと考えていました。



白い翼の鳥が数羽飛んできて、その内の1羽が漁港のライトのポールの上に止まりました。よく見るとウミネコです。


コチドリの姿を待ちながらのビーチコーミング。
久しぶりのカミスジダカラとハナビラダカラ、綺麗なメダカラはそのシェープが好きです。


オレンジ色の輪っかが特徴のハナビラダカラ。



左がカミスジダカラ、右がメダカラ。



3cm位の大きさの魚が打ち上げられていて、「東京湾の魚類」で調べたらブリの幼魚に似ている感じです。
その本によるとモジャコと呼ばれるようです。
波打ち際を歩いていると、頭上をコチドリが鳴きながら飛び回り、何回か旋回した後どこかへ飛び去っていきました。
コチドリがいなくなった後は、波の音と潮風の音だけする誰もいない海岸になりました。
晴れた午後の海岸は、梅雨特有の湿気っぽいむせかえる熱気も全くありません。今年はいつもと違って空気が涼しく風が爽やかで、夏らしくなくて奇妙な感じです。小さな生き物達にとって、こういった変化がどれだけの影響を与えるのかと気になりました。
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