南房総館山・なぎさの自然詩

タコノマクラと極小アオイガイ


今日のビーチコーミング。
丸く平たいタコノマクラはウニの仲間です。生きているものは体全体にごく短い棘がありますが、今日拾ったものは死んでから砂浜に打ち上げられるまでに時間がたっていたためか棘が全て取れていました。
オレンジ色の綺麗な巻き貝はハルシャガイ。その下の左側からコモンダカラ、アマオブネ、カモンダカラ、クロダカラ、ヤグラシロネズミ。
一番下はオレンジ色のイタヤガイ。


タマネコガイの上に乗っていたアオイガイ。
極小アオイガイを拾ったのはこれで二回目です。約1cmほどの小さなアオイガイの住人カイダコはさらに小さな体だったのだろうと想像しました。
浮遊生活をしているカイダコは黒潮にのって房総半島沖までやって来て、力尽きてしまったのでしょう。
浮遊生活をしている生き物は世界中の海で暮らしているので、どんな場所で出会えるのか分からない神出鬼没的な感じがあります。それだけに出会えたときの感動も一入です。
ビーチコーミングをしていていると、海と陸と境にある砂浜というのは波を通じて様々なものを循環している場所なのだと実感させてくれます。



今日の館山湾は晴れて12月とは思えないくらい暖かくポカポカ陽気でした。


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