南房総館山・なぎさの自然詩

2002と書かれた船とサルパ



海岸へ行くと自衛隊の船が停泊していました。双眼鏡で見てみると船体には2002と書かれています。
館山市には海上自衛隊館山航空基地があり、普段から自衛隊の船を目にしているのですが、船体が灰色で番号の書かれているのが特徴です。
海上自衛隊のホームページを見ると2002の船はLCU2002-輸送艇2号と記載されていました。
でもこんなに近くで見るのは初めてのことなので不思議に思っていました。


しばらく歩いて隣の浜を見ると人が大勢いて船も何隻か上陸しているのが見えました。
おそらく輸送艇から海上へゴムボートを降ろし、そこからゴムボートを海岸まで漕いで砂浜へと上陸しているようでした。



更に近づくと、4人一組でゴムボートを移動しています。
迷彩服を着た自衛隊員の方は顔を緑色に塗り、重そうなリュックを背負って作業していました。



ゴムボートを近くで見ることが出来ました。結構質素なパドルとライフジャケットだったので意外な感じです。



自衛隊員の横をすり抜けビーチコーミングをしてきました。
今日の海岸は貝殻が少なめでしたが、サルパが漂着していました。
1.5cm程の小さなサルパで透明な体の中に赤色のものが見えます。
サルパは冬になると漂着していて、今までに数回見かけていますが生態のよく分かっていない生き物なのだそうです。
海の生き物もそうですけど、地球上にはまだまだ未知の世界がたくさんあって興味が尽きません。
そして今日の海岸は昨日のポカポカ陽気とは打って変わって北風が吹き荒れていました。季節が一段と進んだ感じです。
これから南房総にも本格的な冬が来ると、貝もその寒さに耐えられなくなった個体が死んで貝殻の打ち上げも多くなっていきます。
自然の摂理とはいえ、それを心待ちにしていることはちょっと複雑な気分です。
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