南房総館山・なぎさの自然詩

チトセボラとコチドリ


海岸でコチドリを探しながら、波打ち際をビーチコーミングしていたら茶色くて綺麗な巻貝を見つけました。
この海岸でよく見かけるナガニシに似ていると思い、図鑑で調べてみるとチトセボラでした。伊豆半島以南に棲息するとありますが、房総半島の南部は黒潮の影響下にあり温暖なので、南方の海の生き物の北限域になります。例えば南房総はサンゴの北限と言われています。



なかなかコチドリの姿を見つけることが出来ずに貝殻探しに集中していたら、コチドリの鳴き声が聞こえました。
目を凝らして探していると1羽のコチドリがいました。



更にもう1羽コチドリがいました。
このコチドリは片脚を上げていて、太陽に温められて熱くなった砂浜から脚を守っているような行動にも見えました。
これらのコチドリの他にも離れた場所にもう1羽いたので、今日は3羽を確認することが出来ました。
しばらく観察していたらオスが砂の凹みに座り尾羽を広げる仕草を繰り返し、メスに求愛していましたが、メスはその気にならないようで羽繕いを続けていました。
その後オスはやって来たスズメを追い払うようため、その場から飛び去っていきました。
3羽のコチドリはこれからどのような繁殖行動をするのか、引き続き観察していこうと思います。






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