南房総館山・なぎさの自然詩

コチドリ親子とハマダンゴムシ


今日訪れた海岸ではコチドリの子育てする姿が見られ、親鳥2羽とヒナ3羽が砂浜を歩いていました。
このコチドリは海を眺めながら何を思うのでしょうか。



こちらのヒナは採餌行動中。
コチドリのヒナは孵化すると間もなく自由に動き回り、自分でエサを探すようになります。
ヒナ達はエサを探すことに夢中で更に好奇心旺盛なので、そんなヒナ達を外敵などの危険から守るために親鳥が傍で見守っています。時には鳴き声で危険を知らせて、親鳥の元にヒナ達を集めたりすることもあります。


同じ海岸にはシロチドリも数羽いて、水溜まりで水浴びしていました。
コチドリはこのシロチドリ達にも牽制するように飛びかかっていました。



そして海岸に漂着していた大きな流木。


ネコザメの卵が3個打ち上げられていて、孵化したものなので中身は空っぽ。
ネコザメは3月から4月頃に産卵するそうです。


そしてこちらも卵の殻で、一つの卵は約5mm位。多分イボニシの卵だと思います。


更にゴバンノアシが漂着していました。


打ち上げられていた海藻に群がっていたハマダンゴムシ。
通常は夜に活動するのですが、曇りの日には昼間から活発な様子です。



色とりどりのハマダンゴムシ。特に赤色が目を引きます。
大きなハマダンゴムシの背中に小さなハマダンゴムシが乗っていたり、一匹一匹が様々に動いている様子は何時までも見続けたくなるくらい楽しいです。



今日はなんとウミガメの上陸跡もありました!



海岸に咲いていた黄色い花。

この海岸では巻き貝とネコザメの卵の殻、ウミガメの産卵の為の上陸跡、コチドリのヒナといった生き物達の生命の誕生に関係する出来事を目にする事が出来ました。こういう事って普段の生活の中で意識することがあまり無かったので、良い機会になりました。





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