久留米絣で ハイネックカラーのジャケット完成！
教室用サンプルです。
ちょっと 横に開いた見頃から続くハイネック。
この見頃から立ち上がるハイネックカラーは
６０代前後から 上の世代に とても人気があります。
永遠の憧れオードリーヘップバーンが着ていたロングコートの首元が
こんな感じだったかなぁ・・。
普段は
「首が短いから・・
」
っと 襟の開き具合を気にされる生徒さんも
この襟は皆さんお好みのようで
皆さん 早く着たい！と意欲満々です。
若かりし頃の憧れの人・オードリーヘップバーン。
何歳になっても その頃の憧れを忘れない生徒さんたち
とても素敵だなぁっと思います
今週から 早速 皆さん制作に入られます！
生地が変わると 雰囲気もかわる
お互い ”あっちがいい こっちがいいっ！”と出来上がりを褒めあう？！のも
教室制作の楽しみですね。
ワタシも 皆さんの出来上がりが楽しみです。
男物 大島紬の羽織で 襟ギャザージャケットの仮縫い準備完成です。
サンプルは 長着で作って要尺ギリギリだったため・・
「要尺 足りるかなぁ・・・
」
・・っとかなり心配。
他に2件 同じデザインで こちらも 羽織 でご注文を頂いているため
この仮縫いは 要尺確認のためのとっても重要な仮縫い。
かなり慎重に慎重に・・・見積もり・・
・・っですが 案外 楽にはいったりして・・・
案ずるより産むが安し・・ですね。
でも せっかくなので 襟と見返し部分は
お客様 お手持ちの別の大島紬（画像左）をいれることに。
ちょっとだけでも 柄が変わると お洒落度が増しますね。
どちらもお姉さまのお着物だったそうで
想いのこもった素敵なお着物ですね
先日 ご近所に買い物に行くのに・・ 珍しく 歩いてみました。
裏道を歩きながら ふと 見上げると・・
駐車場の片隅に・・蔦に覆われた木。
何の木か まったく 判別つかないほどですが・・
よ～く見ると・・
たわわに柿の実がなっていました。
以前 勤めていた職場は
”和・久留米絣専門のお店”と
染めを専門にしている”染め工房”でした。
８０歳の社長が 柿渋染めや藍染 草木染など手がけ
その染め上がったストールやハンカチ・タオル、生地などを
長崎のハウステンボス内のお店で販売していました。
私は ”和・久留米絣”のお店にいたので まったく 姉妹店”染め工房”の方の
仕事を手伝ったことはなかったのですが
今 思うと
「あんな恵まれた環境にいたのに
いろんなことを学んでおけばよかった・・・」
・・っと悔まれてなりません。
突然 社長の訃報が届いたのは ちょうど この時期。
梅雨の雨の降る日でした。
大雨の中 同僚と久留米の葬祭場まで高速を飛ばしたのを今でも覚えています。
あれが 久留米に行った ほぼ 初めてのことでした。
その後 お店が閉まり・・・
あれから３年。
今は 一人で 久留米まで 高速を飛ばして仕入れにいきます。
偶然見かけた 柿の木。
青柿から柿渋液を作るといいますが
青々とした柿の実に 社長のことを思い出しました。
勤めていた当時は 絣の工房・教室を任されていたこともあり
衝突ばかり？！でしたが（苦笑）
今は ほんとに 感謝しかありません。
毎日 いろんな出会いやご縁があるのに
どれだけ そのご縁を ちゃんと ”結んで”いけているんだろ？
日々 大切にしていかないといけないですね・・。
