もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

夢のたまごを追いかけて~科学と自然の散歩みち

2008-03-28 | お出かけ
          <妙正寺川沿いの枝垂れ桜も満開!>

           
ぽかぽか陽気の昨日は
歩きながら春の息吹を感じたくなり
日よけ用の帽子をかぶりウォーキングしてみた。

近所にある「科学と自然の散歩みち」。

このみちはニュートリノ天文学の物質を構成する素粒子の研究で
世界をリードしてきた小柴昌俊博士
ノーベル物理学賞と杉並名誉区民称号とをそれぞれ授与された
記念事業として杉並区が整備した道である。

桜のみならずたくさんの樹木に囲まれ舗装された小さなみちは
四季おりおりの自然が楽しめ
季節を見つけ感じながらのウォーキングにはピッタリである。

桜がほぼ満開の昨日は
このみちのあちこちに置かれている(とウワサできいている)
小柴先生のお言葉を彫った「夢のたまご」の像を探しながら歩いてみた。


宇宙 人間 素粒子
私たちの周りを膨大な数で飛び交っているニュートリノ。
それは観測のとても難しい素粒子。
不思議なことにこの小さな小さな物質を研究することで
宇宙の中で起こる現象やビッグバンと呼ばれる宇宙の始まりの
様子もわかるようになってきた。
そんな至難の業をカミオカンデを使い成し遂げたのは
一人の人間なのである。


やればできる
途中立ち寄った杉並区立科学館には
数々の研究の展示のほか小柴先生の生い立ちや足跡が紹介されていた。

「勉強」をすることがたいへんな時代。
家族の生活費を得るためにアルバイトに明け暮れ
勉強に専念できることがなかなか叶わなかった小柴先生。
しかし研究に専念できる環境をつかんだそのときからは
猛烈に勉強し、世界に冠たる実績を残すこととなった。



そして先生はおっしゃる。
“学業成績は教えられたことを理解する、いわば「受動的認識」です。
 もはやそれは、世界では通用しなくなっている。
 世界では自ら考えて解決方法を模索するという「能動的認識
 が、大きくものを言うんです。”(杉並区立科学館資料より)

まさに「自調自考」。

散歩みちを歩きながら、
私が子どもたちに伝えたいことが「夢のたまご」となって
ひっそりとたたずんでいたことに小さな感動を覚えた。


「夢のたまご」と一緒に
ハイ、パチリ!と写真を撮る息子たちに
「がんばれ~!」とエールを送る私であった。



      日記@BlogRanking
 「夢のたまご」には小柴先生の手形がついているんですよ~!
 いつも応援ありがとうございます!よろしくお願いします。
Comments (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする