もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

父母、買い物難民になる!

2011-03-18 | その他
東日本大震災から早や一週間。

被害が少ないはずのここ東京では、
「見通しのつかない不安」という名の魔物に焦らされているのか?煽られているのか?
相変わらずスーパーの棚はスッカラカンの状態が続いている。

それもそのはず、
(心配なので)電車通学の次男を学校まで送っていく朝9時ごろ、
オープンまでまだ1時間もあるというのにスーパー前は長蛇の列なのだ。

友人に言わせると、
「オープンから15分でパンなんかなくなっちゃうよ。」だそうだ。

今、ほんとうに考えなきゃいけないのは被災地の方々の生活。
それなのにこの姿…なぜ?どうして?

と、思いながらも実家の様子が気になり行ってみた。

実家の父母は78歳、
父母ともに足が悪く、最近では歩くのがおぼつかない。
特に母はリウマチの影響もあり、杖をついて歩くほどだ。

「どう?元気?」
と、行ってみると、
「おう、よく来てくれたね~。」とうれしそうな顔。

二人ともものすごく厚着をし、茶の間で静かに過ごしていた。
少しでも「節電」になれば…との思いから暖房は消しているらしい。

古い家だけに寒さが応える私。

「大丈夫?」ときくと、
「戦争中に比べたらこんなのたいしたことない。」との答え。

・・・さすが昭和ひとケタ世代だ。

「何か足りないものない?」ときくと、
「パンがないのよ。あとお米ももう少しなの。」という。

母曰く、
近くのスーパーに入ろうと思ったが、
ものすごい勢いで買い物している人たちに突き飛ばされそうな気がして
スーパーに入ることができなかったという。

杖をついてゆっくりゆっくりと歩くことしかできない母からみたら
ガンガンガンとスーパーを何件も自転車ではしごして買い物していく人々のスピードは
「恐怖」以外の何者でもなかったようなのである。

たしかにここ数日、
スーパーに殺気立った空気を感じる。

これも「見通しのつかない不安」という名の魔物の為せるワザなのか?

元気に歩けてチャッチャカ動ける人ならこんな事態でもなんとかなるだろう。
しかし、
ほんとうに近くのスーパーでしか買い物できないお年寄りがいる。
そんなお年寄りが今、とても困っている。


その商品、今、本当に必要ですか?

生まれてからこれまで、
あまり「食べ物」や「電気」に困った経験がない私たちだけど、

地震の被害が少ない地域にいるからこそ、
今の「生活スタイル」を見直すべきときじゃないかな・・・と思う。


翌日、私の自宅近くで手に入った
バナナとお米とパンを届けたら
「これだけあったらもう大丈夫!」と喜ばれた。
少しは役に立ったかなとうれしい反面、
今後ますます高齢になっていくのに大丈夫かな…と不安にもなった。


被災地の方々の大変な状況を思うとほんとうに申し訳ない話なのだが、

「高齢者の買い物難民」
という、これからの東京の大きな問題が奇しくも浮き彫りとなった
このたびの「買い占め騒動」なのである。












Comments (2)
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