もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

なでしこJAPANに思う

2011-07-20 | Dear.友だち
          <レインボーブリッジから見えた東京スカイツリー♪~たくさんの背高のっぽライバルたちが!>

サッカーの女子ワールドカップで初優勝した
日本代表(なでしこJAPAN)が帰国し、会見した映像を
じっくりとみていた。

お化粧すると今風な笑顔が可愛らしい彼女たちの口から出てくるのは
意外なほどに奥ゆかしい日本女性を思わせるような
まわりの人々に対する感謝の気持ち。

とりわけ
女子サッカーの普及に尽力したなでしこの大先輩たちに対する
尊敬の言葉がとても印象的だった。

ふと、
大学時代に見た夕暮れのサッカーグランドを思いだした。

                              

大学に入ったばかりのある日の授業のあと、
いつものようにマンドリン部の練習に向かうころ、
春うららの会の友人「M」が
大学に入ってからできたというお友達と3人でグランドに立っていた。

「あれ?どうしたの?」と聞く私に、
「この大学に女子サッカー部をつくろうと思って、今考えてるとこなの。」という。

「女子がサッカー?」とマンドチェロをかかえた音楽系の私は思ったが、

だってサッカーって面白いのよ。なんで男子だけなの?
 女子はマネージャーなんて誰が決めたのよ?
 という。

高校時代、器械体操部の花形だった「M」の目は真剣だった。

思えば女子校時代、
あんなに「女子」だけで自由に活発に行動を起こし
先頭を切ることを許されていた私たちだったが、

大学に入り、(女子校出身だから?)
「男子」という存在がとてつもなく大きく感じられ
「女子らしさ」という壁にぶつかっていた。

まだまだ男女雇用均等法(1986)など少し先の時代。

当時18,19の大和撫子たちは
自分たちの居場所を確立しようと、ちょっとばかりもがいていたのかもしれない。


それから数か月後、
サッカーボールを蹴っている「M」の姿を
たびたびグランドで目撃した。

部員は増えたのだろうか?

試合の相手はみつかったのだろうか?


仲良しの「M」のことなのに、
あまりにも昔のことすぎてその先の記憶がまるでない私。

だけど、
あの日の真剣な「M」の目だけはしっかりと覚えている。



そして、今思う。

きっとなでしこJAPANは、

まだまだサッカーが「男子」のものだった時代に
「M」のように行動した先輩たちが

一生懸命築き上げた賜物なんだ・・・・と。



<目標は高く!>


なでしこJAPAN、ほんとうにおめでとう!
これからも日本に

そして 「女子」たちに 希望の光を!

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする