念坊ひとり旅 2017-12-31 06:59:25 | 俳句・川柳 俳句 一年の千秋楽に年惜しむ 大晦日七十二候みな終わり 破れ傘思いもよらぬ冬の雨 本年に日捲り一ト葉年の果て 床柱代々の疵年歩む 冬の雨暮れ行く街を思ひやる 行く年や君の面影忘れめや 川柳 一年の悔いを纏めてゴミに出し 大晦日にわかに煩悩騒ぎだし から財布さげ娘一家帰省する 年の夜を股に挟んで寝もやらず 人情も紙幣の多寡で別れゆく