一行詩 太三
去年今年零時の時報くさび打つ
猫の見てみぬふりせざる嫁が君
去年今年小股でまたぐ雪女
認知症難なく察知去年今年
煩悩の徐々に薄らぐ除夜の鐘
満天へ年の夜流るしんしんと
川 柳 冬竜
一年を省みる間も酒の果て
ご破算で再挑戦の去年今年
年の運最後に賭けた籤散りにけり
虚しけれ恨みつらみの外れくじ
紙一ト葉決断したる去年今年
去年今年零時の時報くさび打つ
猫の見てみぬふりせざる嫁が君
去年今年小股でまたぐ雪女
認知症難なく察知去年今年
煩悩の徐々に薄らぐ除夜の鐘
満天へ年の夜流るしんしんと
川 柳 冬竜
一年を省みる間も酒の果て
ご破算で再挑戦の去年今年
年の運最後に賭けた籤散りにけり
虚しけれ恨みつらみの外れくじ
紙一ト葉決断したる去年今年