念坊ひとり旅

　　　　一行詩　　　　　
窓よれば春の鳥空駆けにけり
カーテンの向こうの世界風光る

　　　　川　柳　　　　　
新コロナ茶飲み友達封じ込め

念坊ひとり旅

　　　　一行詩　　　　　
春祭り十指ほどの老人な
黄水仙清楚感服新コロナ

　　　　川　柳　　　　　
一周忌好い時期に逝ってくれたよな

念坊ひとり旅

　　　　一行詩　　　　　
里の丘愛馬たてがみ風光る
ふるさとの上川盆地田水満つ

　　　　川　柳　　　　　
政権もひ弱になりぬ桜散る

念坊ひとり旅

　　　　一行詩　　　　　
感染にこころ沈むや春哀し
仁術を翻弄コロナ、春愁な

　　　　川　柳　　　　　
類を呼ぶ新型コロナ逃げるが勝ち

念坊ひとり旅

　　　　一行詩　　　　　
春眠や覚めりや浮世に寝惚けづら
亀鳴くや新型コロナころころと

　　　　川　柳　　　　　
クラスター直ぐに仲間が意気投合