YEAR3210

風に転がる迷走日記

雨飾山

2010-10-27 20:41:40 | 日記
午前3時に起きる。ついさっきまで飲んでいたバーボンが
完璧に残っていて起きる時だけがしんどいがあとは体が
ふわふわと早朝に浮いていて心地よい。ベランダに出て
ほのかに光る大橋の明かりを見て空を見上げる。星の形は
冬の星座たちである。
目指すところは長野県と新潟県の境にそびえる雨飾山である。
着替え一式とカメラとICレコーダーをバッグに押し込んで
家を出た。高速バスの停留所まで歩く。途中、ビールと
早朝のつまみを買う。午前5時の車中宴会である。
バスの中で酔う。この場合、車酔いではなく、酒酔いである。
一番前の席にふんぞり返り大きなフロントガラスに流れる高速道路の
景色を眺めながらビールを飲む。運転せず高速バスに揺られる。
至福の時なんだもんね。
 東京駅に着く。朝飯の時間だ。友達と落ち合うまでの一時間、
またしてもじっくりと朝のお粥とビールなのである。

暴走族は社会人になった。そしてタコがうそをついた

2010-09-06 22:00:37 | 日記
とある場所で20年ぶりぐらいに旧友とばったり行き会った。
懐かしすぎる出来事である。互いに日々の暮らしに忙しく、そのうちそのうち
で長い年月がたってしまった。泣けるぐらいの再会だった。
その友とは3o年ぐらい前に埼玉県川口市をアジトとする暴走族仲間である。
青春の記憶の輝かしいかけらなのだ。
オレはセリカ1600GTV、違法改造のカタマリ、その友はサバンナという車で
週末になれば都内、首都高、鎌倉、江ノ島方面を信号無地を繰りかえし
ていた。その改造されたサバンナという車の燃費は800M/リッターだった。ガソリン 1リットルで1キロ走らないという今思えばとてもふざけた車だった。満タンにしての航続距離は
およそ40キロ。銚子から佐原まで、片道で終わってしまう。
そんなこんなで近日中に飲むことになった。ただそれだけのことではありますが。
人生は回帰するように出来ている。

私の彼ったら加齢臭

2010-08-23 21:09:47 | 日記
年のことについて考えるときがある。たとえば星一徹。セガレのヒューマが
小学生の時分、長屋で暮らしていた頃、姉の明子は推定すると二十歳ぐらい?
イッテツの30才の時の娘だとするとイッテツは50才。オレより年下ではあるまいか。
バカボンのパパ、家族構成から考えると42歳ぐらいと思える。青年ではあるまいか。
バビル二世のヨミはいくつだろう。40代かもしれない。
イヤミは何歳だろう。フランス生活が長いからそれなりの年齢だろうがもしかしたら
30代かもしれない。丹下段平は何歳だろう。もしかしたジョーを売り出していた頃は
30代かもしれない。むむむ。
ノビタのパパは間違いなくオレより年下。磯野波平はなんかの雑誌でオレと同い年だと知った。むむむ。
ヤシチは20代だろう。でなければあの身のこなしは出来るはずがない。
亀有署の所長はもしかしたら同い年かもしれない。レレレのおじさんは察するに意外と若く
48才かもしれない。ケムンパスは生後8ヶ月ぐらいではあるまいか。
デカパンはきっと20代のような気がする。銭形警部は管理職ではないから30代後半のような気がする。
ショッカーはみな20代だろう。貴重な青春時代をショッカーで過ごすのは
つらい。井出隊員は二十代であることは間違いない。
寅さんはいくつの設定なんだろう。きっと40代。そんな気がする。多分そうでしょう。
ダテナオトなんかは20代前半。たいしたもんだと思う。
なんだ、みんな年下じゃないか。

あぶらぜみの夕涼み

2010-07-24 17:26:12 | 日記
夏はだらしなくすごせるからよい季節だと思う。何となく冬は几帳面、
春秋は少しだらしなく、夏は思うがままにだらしなくという気がする。
だらしない生活を送るとまず最初に自分の寝床周辺にその兆候は即座に
現れる。そして衣類の管理に現れる。その範囲はあっという間に家中に
広まってゆく。だから家事は大変なんだと思い知る。だらしなさはその後、
食生活に及ぶ。酒が加われば加速的にだらしなさ指数は上昇する。
しかし、この夏のひとつの夢はなるがままにだらしなくすごしたいことだ。
だらしがないとまずひげをそらない、頭もとかさない、歯も磨かない、
顔も洗わない、腹が減ったときだけ食べたいものを食べる。眠りたいときに
眠る。なんでもかんでも金で済まそうとする。しかしそうもいかない。
働かなくてはならない。ふしだらな生活の中でも働かなくてはならない。
社会の中に身を置くと、その中にいる時だけでもシッカリしているという
仮面をかぶらなければならない。その苦痛の対価として金を得る。
めんどくさがると人はだらしなくなる。知恵を使いコトを済まそうとする。
その昔、史上初のタバコ買出し犬を馴らそうとがんばったことがあった。
よその町に住んでいるころの話である。犬の首に袋をつけその中にタバコ代金
を入れ近所のタバコ屋まで行かせる。タバコ屋のおっさんにはこれこれコーユーわけで
この犬が着たらこのお金と引き換えにタバコを入れてくださいとあらかじめ
説得した。犬は何でも覚える。ただし、なんかしたらえさがもらえるという
条件反射的なものをさせないとしょうがない。だから何度も何度も特訓した。
その当時、その犬は、放し飼いだった。近所もみんなそうだった。おおらかな時代だった。
何度かの練習を経てその犬は煙草屋方面に向かった。俺は電柱に隠れてその行動を見る。
しかし、である。犬はまっすぐ行けばいいものをはじめから決めていたように曲がり角を
急に曲がる。その行動が理解できないままである。
朝から今日はその角を曲がろうと心に誓っていたとしか思えない曲がり方である。
スタスタクイッ。というダンスみたいな曲がり方をする。せめて、一瞬でも立ち止まり
考えてほしい、悩んでほしい。しかし90度直角に曲がる。
一生懸命歩いた犬は小銭の音をちゃらちゃらさせながら家に帰ってくる。
どこまでわかってどこまでわからないままなのかわからない。
わかるのは煙草を買う気がないということだけだ。わざとそうしていたのかもしれない。
で、話はそれましたが、もしも宝くじが当たったら、少なくとオレは堕落した人生に
陥り、一年持たないでしょう。自信がある。きっとすべてを金で済まそうとする。
きっと間違いない。

どーせ

2010-07-22 21:37:19 | 日記
どーせ死ぬんだし、どーせおもしろくねーし、
どーせ不味くて高いだろうし、どーせうそだろうし・・・
年を重ねるたびに周囲から「どーせ・・・」っつう言葉が増えてくる。
生きてきていろんなことを見聞きしてきて知識が増えるから
どーせ、は知ったかぶりの感情表現のひとつでしょう。
そんなことは知っている、経験がある、知識があるから
おかしなプライドが作用して、どーせ、という言葉が出る。
どーせ、外国も知らず、宇宙も知らず、金髪美人も知らず、
北海道も知らず、九州も知らず、八戸も知らず、根室も知らず
死んでゆく。知れないから疑似体験として本はおもしろい。
今はスティーブン キャラハンの「大西洋漂流76日間」という本を読んでいる。
実話の遭難物である。実話だからこその一級の面白さがたまらない。
どーせ、このブログは誰も見向きもしねーだろーし、どーせ
明日も暑いだろーし、ね。

黄金水道

2010-07-20 21:20:50 | 日記
毎日毎日くそ暑く、庭の木々が枯れそうになり葉っぱが乾燥していて
かさかさ音を立てていた。だから水を撒くことにした。
最近のホースのノズルはなんとなくよく出来ていていろいろな形に
水の行き先を変えられる。家の水撒きノズルは7種類のモードがある。
「清流」なんだこれ?「清流」の位置にノズルをあわせると馬のしょんべん
そのものでダラダラボタボタと自分のサンダルの足にたれる。シャワーは横と
立てがある。ノズルの角度を変えれば横にも立てにもなる、そのほかにキリだの
ワイドだのある。
「よし、そこのアカシアは立てワイドで撒け」
「そしてそこのマキは有無を言わさず横シャワーで攻め立てろ」
「ベニカナメはキリでなぞるように撒け」
「そこにいるトカゲはストレートをぶちかませ」
「ウメは清流で品よく攻撃しろ」
そんな感じであります。
7種類の変化球で攻め立てても何も変わらないような気がするが、きっと
何かが変わるのでしょう。
大量の水を撒いていたら芝生の中に自然と水路が出来た。水路には自然と虫が集まってくる。まず蜂が水を飲みにくる。さらにアリたちがやってくる。だんご虫は水が嫌いらしく
いそいそと避難して行く。アカイエカもくる。カナブンは勝手に水の中に入り
勝手にさかさまになって溺れている。
川は支流を作り本流は駐車場方面に流れてゆく。海に出るのだ。
かくして水辺には文明が栄えてゆく。
川を作った神はビールに心を奪われてゆく。森羅万象。
黄金水道は水まきが終わればすぐに砂漠化してゆく。

紛らわしいもの

2010-07-15 20:44:20 | 日記
あまりにも暑いのでナベにしようと思った。しかしそれはやめた。ひねくれた
ココロは濃いもうやめようと思いそれならばアチアチのおでんにしようと考えた、
おでん界のエースは国民総選挙を行ったとしてもやはりタマゴであろう。
だからじっくりとタマゴを煮込んだ。タマゴがセンターフォワードであれば
ウイングは昆布とこんにゃく、ディフェンダーはダイコン、ちくわということになる。
ゴールキーパーは見かけによらず柔軟性にとんだハンペンだ。
スーパーサブはジャガイモ、ここぞというときにはギュウスジとなる。外国人プレーヤー
としてイカゲソやタコ、ウインナーを起用するチームもあるがあまり好きではない。さて、そのタマゴであるが時としてフェイントがあざとい。
汁の中に黄身のかけらが浮かんでいた。
まさしく黄身のかけらであった。やれうれし、いとしのタマゴ君、すばらしいアシストだと
箸でつまんだその瞬間だった。黄身の正体はカラシのカタマリだった。
真冬の冷やし中華と対峙した夏のおでんはこれも風流であります。
いちいちこのヨタ文を読んでいる全国12,000人の読者もお疲れ様です。

賭博

2010-07-09 21:17:29 | 日記
大相撲が大変なことになっているようだけど。何でいまさらなんでしょうかね。
そんなことは江戸時代のころからの風習だったことぐらい誰だってわかる。
なぜ、急に風当たりが強くなったんでしょうか。これは厳しく取り締まっておかないと
後になって取り締まるほうが叩かれるってことに気がついたからいきなり、取り締まってる
わけでしょう。警察も国もあざといと感じるのはオレだけでしょうか。
知ってたくせに何で今になって急になんでしょうか。不思議でならない。
相撲取りは日本全国民にケツを見せている。巨大な吹き出物のあるケツを見せている。
何もそこまで見せなくて思うけどマワシだから見せざるを得ない。あれがトランクスだったら、
真夏の日曜日の中年太りしたオトーサンにみえてしまうからやはりマワシでいいのでしょう。
ケツミセ料で少しぐらい寛大なココロでもいいのではないでしょうか。
プロ野球の選手がマワシがユニホームだったら別の角度の人気が生まれるかも知れない、
そしてスモートバクとかやるのでしょうかね。
お金をかけないでマージャンやるサラリーマンはいないのは取り締まる側も百も承知でしょうにね。なんかおかしい。