YEAR3210

風に転がる迷走日記

欲しいモノ

2012-03-09 11:19:37 | 東京駅八重洲口
突然、思いついたように何かが欲しくなる時がある。それがカメラだったり楽器だったり、食器だったりテントだったり虫かごだったり車だったり様々だ。欲しいものには運命的な出会いがあってそれはたくさん経験して時間をかけて手に入れたものもある。
今、一番欲しいモノは腕時計なんだけど運命的な出会いがなかなか無い。腕時計で欲しいと思うのはこんなの。長い針、一本だけで短い針、秒針、メモリなんか何もなくてバットで打っても壊れないような頑丈なやつ。毎日、分刻みで動いているが長い針、一本で1日を過ごせたらそれはどれほど素晴らしいことだろうか。針が真上に来るころ、さてヒルだ。ビールに焼きそばだな、針が真下に来るころ、さて風呂、刺身とビールだな、針が左斜め上に来るころ、さてバーボンだな。再び針が真上に来る頃、既に夢の中。そんな生活がしたいから針一本の腕時計が欲しくなる訳なのですね。でもそんな時計はないだろうな。あれば即座に買う。どこかに電車で出掛ける時、うっとおしいので腕時計はつけないが、やはり様々な問題は起こる。特に指定を取った新幹線なんかに乗り遅れると面倒くさいことになる。最近は見知らぬ他人に時間を訪ねる勇気がなくなった。特に都会では。時間はひとの腕時計を盗み見する。これは犯罪にならない。見る場所により犯罪になるかならないか決まる訳ですか
ね。車に乗ると今は殆どがデジタルの時計であるがこれは嫌なもので、あんたには残された時間はあまり無い、ほら見なさい、こうしてタイムは刻々と過ぎるのだ、爆発まで近い、急ぎなさい、と急かされている気がしてならない。だから針一本の腕時計が欲しくなるのです。携帯型の日時計なんかあったらすぐに買い、東京駅八重洲口の交番の隣で時間を調べてみたくなる。
「あなたはなにをしているのですか?」
「急いでいるから今の時間を調べているのです。これが道交法若しくは都民生活ガイドライン、労働衛生法、或いは薬事法に
抵触してケンキョされるようなことはないとフンダのですが。そこに立って影を作らないでくださいね。正確な時間が測れないので」」
でも意外と腹時計も正確かもしれない。


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