ここ最近、生徒さんから立て続けに同じような依頼がありました。
それはメモリの増設です。
みなさんWindows XPをお使いの方ばかりなのですが、結構長い事使っておられる方ばかりです。
Windows XP発売当初は、ほとんどのパソコンの搭載メモリは256MB(メガバイト)でした。
しかし、Windows XPもService Pack 1、Service Pack 2とアップデートして行くうちにどんどん機能が強化され、大量のメモリを必要とするようになってきました。
モデル末期のWindows XPはみんなメモリは512MB搭載するようになってましたからね。
ちなみに私が今使っている愛機も最初は256MBしか搭載していなかったんです。
当時はWindows XP Service Pack 1でした。
しかし、Service Pack 2にアップデートしてから、だんだんと起動が遅くなってきました。
そしてインターネットの画面を開いたり、Wordの文書を開くだけでも時間がかかり、結構イライラする事が多くなってきました。
そこで、メモリを増設したところ、今までとは段違いに起動が早くなりました。
動作も軽快になり、ストレスもほとんど感じる事はなくなりました。
生徒さんの中には今でも256MBのままで使っておられる方も少なくありません。
「パソコンが遅いんです。」
という相談をよく受けるので、メモリの増設をおススメしたのです。
さてここからが本題です。
ある生徒さんからメモリの増設の依頼を受け、生徒さんのお宅を訪問しました。
メモリは生徒さんが自分でお店まで行って買って来られました。
パソコンはソニーのデスクトップ型です。
本体の裏のフタを外そうとしたのですが外れない...
外し方も分からない...
マニュアルを読んだら、パソコンを立ち上げて"○○サポート"というところの、××のところを見ろ、とだけ書いてありました。
そして、パソコンをまた立ち上げて見てみたのですが...
「お客様の方でメモリの増設はおススメしません。お客様ご自身で行われた場合、・・・・・によって破損された場合、修理は有償となります。メモリの増設は○○○○窓口までご依頼下さい。」
みたいな事しか書かれていません
肝心の裏ブタの外し方なんてどこにも書かれていません。
えーメモリ増設なんて簡単な作業なのに、それもさせてくれないの
確かにパソコンのマザーボードにしろ、メモリにしろ、精密な電子部品なので、知識の無い人が下手に触ると壊してしまう事もあるかもしれませんが...
結局、その生徒さんはまた別の日に、お店までパソコンを持って行くとの事です。
たかがこれだけの事でわざわざお店まで持って行かないといけないなんて...
それに対して別の生徒さんのパソコン。
こちらはNECのデスクトップ型です。
左から
■メモリ増設前
■これが増設メモリです
■メモリ増設後(スロットにメモリーを差し込むだけです)
こちらは、カバーを外すのに工具すら必要ありません。
本体の裏側にロックが付いていて、それを外すだけ。
そうすれば、カバーがスライドして簡単にマザーボードが出てきます。
そして、メモリースロットにメモリーを差し込んで、ハイおしまい
簡単に増設出来てしまいます
Windows XPでもメモリを増設すれば、まだまだ快適に動きます。
それにしても何なんでしょうね?この両メーカーの設計の違い...