前回、三木鉄道というのがどんな鉄道なのかをあまり書いていませんでしたね。
公式Webページがあれば良いのですが、残念ながら無いようなので、簡単に説明します。
兵庫県三木市にある三木駅と、兵庫県加古川市にある厄神駅間を結ぶ全長6.6kmの鉄道です。
駅は全部で9駅。これを13分で結んでいます。
電化はされておらず、1両編成のディーゼルカーが走っています。
この鉄道の起源は1916年(大正5年)播州鉄道として開業し、1923年(大正12年)に播但鉄道に営業権を譲渡します。
そして1943年(昭和18年)に播但鉄道が国有化し、国鉄三木線となります。
そして1984年(昭和59年)、国鉄が民営化されるのと同時に第3セクターへ転換し、三木鉄道が生まれたのです。
三木鉄道開業後、駅の増設、列車本数の増加等を行ったそうですが、利用客は減少を一途をたどり、赤字経営が続いていたそうです。
そして、2008年3月末をもって廃止が決定したそうです。
ある記事で読んだのですが、市民の70%の人が廃止に賛成だったそうです。
前回も書いたように、神鉄三木駅から三木鉄道三木駅への標識も案内も何も無いような状況でしたから、あまり市民からも支持されていなかったのかなー?と思いました。
でも確かに両者の駅がこれだけ離れているという事はネックですよね。
神戸方面へ行くには利便性が良くないし、本数も少ない。
沿線に何か観光名所があるかというと、特にそういうものも無い。
せめてもっと早い段階で、三木駅から延伸して神戸電鉄のどこかの駅と接続していればもう少し発展が望めたのでは?と思うのですが...
今となっては何を言っても仕方ないですけどね。
さて、その1の続きで写真を紹介して行きましょう。
今回は駅舎や駅の中で見つけたものを中心に紹介して行きましょう。
左から
さて、今回はここまでです。
次回は車両の写真、そして厄神駅まで乗車した様子を紹介します。
お楽しみに