どこ吹く風

旅のことを主に書く。

調べるとは

2009年04月30日 06時43分29秒 | 旅への想い
 小学生のとき先生が分からないことがあったらその箇所を何遍も読み返しなさいと耳にタコができるほど言われた。それではと2回読む、分からない3回読むもそれでも分からない。実際に3回も読んだかどうか覚えていないけど、分からないものは分からなかった。

 私は旅のルート選定に当たって参考にするのが旅行社のツアー日程表だ。今回はウィーン経由も念頭に置くので、オーストリア・・・チロルと連想した。それで各社のツアー内容に目を通しチロルでの行き先をメモしていくと、各社ダブっている場所がある。そこはその地域の有名な観光地に違いないので、と判断する。

 更に調べるとチロルとドロミテは同じ区域と言えるほど一体化しているようだ。それなら両地域を廻ってスイスへ行く効率的なルートはないものかと考え始めた。ツアーの日程以外に個人ブログも参考にしたが、出てくる地名が初めてなので位置関係がハッキリしない。グーグルアースを見てもその場所を見つけきれない、概念図のような簡略化された地図ものが欲しい。

 ツアー日程表で見た地名を検索する、多すぎるほど出てくる。見出しを読んで開く、閉じて次のを開くという作業を続けていると不思議なものでその地のイメージが浮かんでくる。地図や概念図が載っているサイトも出てくるのでメモを取る。
これを何日か続けているとグーグルアースでその場所まで探せるようになった。
 
 繰り返し勉強するとはこういう事を言うているのかと納得する。子供の頃はこの事が分からなかった。分かっていれば根気よく調べていたらもう少しマシな人間に成長しただろうに。この歳になって一生懸命調べる姿勢が出てきたのは、調べること自体が遊びとなり楽しいからでしょう。あの頃は調べものに時間を掛けるよりも他の遊びが良かったもんね。

 チロルとドロミテを調べながら子供の頃を思い出した。あの頃とは違ってインターネットで多角的に調べられる。旅を楽しむためにパソコンに四六時中向かっていると、五里霧中の状態からグロースクロッケナーの頂や氷河が顔を覗かせ始めた。

 場所確認ができたので次は交通手段だ。