どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ハイキング

2009年05月23日 11時27分02秒 | 旅への想い
 初日に東側のルートからグロースグロックナーと氷河が見れたとして、二日目は西に回ってマトライ(Matrei)方面へ行く。泊まりはリエンツ(Lienz)を予定している。
天候が気がかりなので予備日という意味を含めてこの地域に二日かけることにする。谷に点在する村は美しいとあったので、時間が余るようならチロルのハイキングとシャレても良い。

 ハイキングをするにしてもいつも下り専門です。ケーブルカーやロープウェイで上り、緩やかに下っていくルートを選んで歩くだけです。
ミューレンからアルメントフーベルまでケーブルカーで上り、あとはトラバース気味にグリュッチアルプまで歩いたことがある。周囲の雄大な山を眺め、足元に咲く花の中に踏み込み、時には陽光で雪が煌めく山をバックに花の中に立つ姿を写真に撮ったりと南国の島嶼県ウチナーでは味わえない楽しみを満喫した。
チロルでもドロミテでもチャンスがあれば歩いて見たい。

 日常生活では歩いて3分程度でもバイクに乗る習慣が付いている、それ故歩くことにアタマから拒否反応が出る。しかしこのようなグータラ生活をしていても、現地での気分次第では歩く。九塞溝では二日間毎日10時間も歩き詰めだった。足の指先・爪は痛くなったけど歩けないことは無い。あの風景を見ながら歩くのは全く苦痛にならない、むしろ快楽である。

 サンモリッツを見おろすムオタス・ムラーユからポントレッジーナまで下ったこともある。あの急斜面を登ってくる年寄りグループに出会った、只にタダにその気力に恐れ入るだけです。何せ前を歩く他人の靴を目の前に見ながら急斜面を登ってくるのです。下っている私の膝はガクガク笑っているのに、その斜面を汗を掻き掻き上ってくる同年代の人たち、いや~恐れ入りました。

 あのようなハイキングはしないし、考えもしない。お花畑を口笛吹いて景色を眺めながらのハイキングをしよう。
天気が良くて日程消化ができたとき、又ガスって山を見ることができないとき、中途半端に時間が余ったときにはハイキングで時間を潰そう。

 ということはハイキングは必ず行なうということか。レンタカーなので次の景勝地へ行くというのも考えられなくも無い。
現地での気分次第だけどリエンツで泊まらずドロミテへ進もうか。