今日から来年度の予算を審議する県議会が開会されました。
和歌山県の「平成22年度予算案」は、一般会計で約5345億円と、今年度の当初予算より116億円余り(2.2%)増えました。
雇用や景気対策などを積極的に盛り込んだ内容のため、今年度に続き2年連続で前年度を上回る規模となっています。
歳入は、県税収入が754億円で、今年度より161億円減っていますが、国からの交付税が64億円増えたほか、県債の発行を14億円増やしたりして、財源不足を補っています。
歳出は、行財政改革に伴う職員給与の削減などで人件費が27億円減って1527億円となった一方、中小企業への融資制度や雇用対策の拡充など、具体的な事業に充てる経費は117億円増え、3003億円です。
主な新規事業は、
・地域での子育て支援に4億9200万円
・子育て支援を行う市町村への補助や、公共スペースの授乳室の設置
・果樹の運搬や農家の移動に使うモノレール等の整備に1億2000万円
・過疎地域の活性化支援に5000万円
などがあります。
会期は3月18日までです。