「グーグルのような好業績の成長企業から離れるなんてもったいない」と考えがちだが、一生に何度も転職するのをいとわない欧米では、「長く残って、その勤め先と一緒に成長の踊り場を迎えるリスク」を取りたがらないところもある。自分の勤め先がピークアウトする可能性を、在籍しながらでもちゃんとウオッチし続ける働き方は、どん欲にキャリアアップを狙う、腕に覚えのある働き手にとっては常識とも言える。
http://college.nikkei.co.jp/trend/hojo/article.aspx?id=MMCCzd000012112010
その一方で、こんな人たちもいる。
「ニュースキンのような好業績の成長企業から離れるなんてもったいない」と考えがちだが、残念ながら日本では八期連続減収の衰退企業である。それにもかかわらず「ひとつのことをやり抜く」美徳を勘違いしている日本のディストリビューターは、自分のかかわる企業が12年前にピークアウトを迎えたことすら認識できない。あるいは目を背け続けている。すでに収入を得ている自称「成功者」にとって、目の前の現実を分析し判断し、行動することはできないとも言える。
好業績の成長企業から離れる人さえいるのとは反対に、
業績の悪化している企業にしがみ続けている人もいる。