ニュースキンジャパンの会社概要に、1993年4月23日開業と書いてある。
だから来年はニュースキンジャパン20周年記念になる。
確かにスタートした当初は爆発的に売上げが伸びた。これは製品が際立って優れているからだけでは説明できない。別の理由がある。
名目GDP、消費者物価指数、市街地価格指数の推移
資料:内閣府「国民経済計算年報」、総務省「消費者物価指数年報」、(財)日本不動産研究所「市街地価格指数」により作成
注:昭和46年の水準を100として各年の数値を指数化したもの
日経平均の最高値が1989年12月、それから二年遅れて不動産価格がピークを迎えて下がり始める。 バブル崩壊が1991年から始まり、次の何か新しいビジネスはないかと探している中、タイミングよく1993年からニュースキンジャパンが勢いよく伸びた。
しかし今振り返ってみると、ニュースキンジャパン20年の歴史のうち半分は減収続きで、星取り風にいえば前年度比で6勝12敗。売上げグラフを見ると、バブル後の遅れてきたバブルに過ぎなかったことになる。
不動産価格や物価指数が下落し、安くていいものがたくさん出回っている。なのに、ニュースキン製品の価格が昔と変わらないって、市場性からみていかがなものだろう。