ピアノメーカー、KAWAI(カワイ楽器)の本社の前には、
アップライトピアノとともに、等身大のパネルがある。
Twitterでクイズになっていた。
Twitterでは、略して書いてしまったが、
創業者の河合小市さんの等身大パネルです。
藍綬褒章受賞したときのもので、
両手には白手袋、横分けした髪、丸メガネ。
小市さんは、ピアノを一台一台検査した。
合格すると越後獅子を弾いたという。小市さんの越後獅子を聴きたかった。
あの粘り強く、無から有を作り出し、技術、音楽を愛した、
生き抜いた小市さんに会ってお話を伺いたかった。
小市さんは亡くなり、時代は移り変わっても、
様々な困難はあるが、技術と音楽を愛する心は、KAWAIの社員に、音はKAWAIの歴代のピアノに受け継がれている。と私は思っている。
困難とはなにか、それは、「ピアノの近代史」井上さつき著に書かれている。
また、新聞等を入念に見ていた人ならわかる筈。
ただ、いつもお話しさせて頂いているように、何事も光もあれば影も有る。
ピアノについて言えば、アクション、鍵盤の感触は大事ですが、
人間の愛する音、愛される音、+ 弾く人の本能、閃きを引き出す音でなければならないと私は思っている。他にも要素は有る。
KAWAIの方は、お詳しいと言っていたが、
youtubeのDoremi先生も、お詳しいと言っていた。
youtubeで、あるピアノの教師の方も信じられませんと言っていたが、
なにも不思議でもないし、誇ることでもない。
私には、もっと沢山のものが、大事なものが、他の人に有るものが
生まれながらにしてなく、たくさんの苦しみ・悲しみがあるのだから。