ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

宝物のこと

2021年06月27日 | Weblog

今日ご紹介の作品は、ちょっとイレギュラーかもしれません。

本です。

作者はサバーカイコーシュカさん。

「え、この本見たことないよ」

はい。こちらは、ニヒル牛の店頭には並びませんでした。

サバーカイコーシュカさんのブログ大ファンのお客さんがいらして。

「いつか本で読みたい」とおっしゃっていました。

それは本当に熱い思いで、ブログのここやここや、あそこがどんなに素晴らしかったかを話してくれました。

「もう大好きなんです」と。

それを聞いたサバーカイコーシュカさんが、それなら作ってみますって。

出来上がったのがこの一冊。

読み応え充分。

細工も素晴らしいし、何より面白そう。

おしゃれで重厚感まである、すごく素敵な本。

うーむ。

求める方がいて、それに答えてみようという作家さんがいる。

それは、例えばお店に一回も並ばなくたって、全然いいんです。

ただ、私は意地汚いので、「紹介させて」とお二方にお願いしました。

ニヒル牛は、そういう店でもあったのだなあと思い出します。

大勢に広げる、沢山の人に見てもらう。

確かにそれは素晴らしい。

けれど、『たった一人の宝物が見つかる店』

そんなフレーズを、20年以上前から使っていたのですから。

お客さんから送られてきたこの本の感想メール、そのタイトルは「宝物のこと」でした。

サバーカイコーシュカさんのブログはこちらから読めます!

https://pastsarami.exblog.jp

 

今日は、お店に並ばなかった本の話でした。

 

コメント
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