勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

考える教育と社会の分断

2021-06-23 07:58:00 | 日記
最近どうしてタイ人は考える教育や自分で判断する思考が欠如しているのかよく考える。将来的に記事か論文を書きたいが、ここでは、今わかっていることをメモしておきたい。まだ仏教界がどうして仏教の思想に反する社会分断を受け入れているのか。この点は今後の課題だ。

これらに疑問を解いてくれる論文にであった。
リンクは

論説
タイ社会と教育格差(兼光由美子)

大学進学率は50パーセント。小さ時から暗記のみの教育。富裕層が資産の6割から7割独占。社会は完全に分断され、政権はその維持にため見せかけの政策は取るが、社会の分断、独占を変えない政策をしてきた。日本も愚民政策を取っているが、タイほどひどくはない。社会分断は、アメリカ、香港、中国、日本よりもひどい状況だ。

またタイは、言論統制や不敬罪があり、自由に議論ができない社会だ。20年中国で
常に盗聴される生活をしたが、家で中国批判をしても捕まらない。タイではどうなるだろう。

大学進学率は、50パーセントだが、上の論文によると、「大卒でも記憶重視の教育の弊害と語学重視(歴史的うまく植民地化を逃れてきた)。記憶力がいいが、批判思考や問題解決の能力が欠如している」

日本の教育制度も暗記中心で、批判的な思考重視していない。元来へそ曲がりで、中学時代、社会科の先生にいつも反論していたのを覚えている。嫌がられた。
日本もタイと同じでタブーの多い社会(皇室、身分制度、少数民族などのタブー)
日本は、今回のコロナ対策でも御用学者ばかりで、日本の本格的コロナ対策を助言できる専門家がいないのは、驚きだが。政府に批判的な学者は、国の審議会やその他の国の組織に入れてもらえない。

『金融大手クレディ・スイスの19年の推計によると、タイは富裕層の上位1%が国の富の50%を握る。調査した40カ国のなかでは、ロシアに次ぐ2番目の格差社会だ。所得による階層が固定化する。』(日経新聞より)

貧困層は約10%。タイ国家統計局(NSO)は、年ごとに貧困ラインを国民1人当たりの月収で設定している。2018年の貧困ラインは月収2,710バーツ(約9,000円)で、これを下回った人は670万人、貧困率は9.85%だった。この1年以上のコロナ禍での貧困層の増加したはずだ。ある試算によると150万人増加したとのこと。

例えば、お昼を100円で食べる普通の人とお昼に数万円使うタイ人。


一時の反政府、反?運動もコロナでころりと消えた。ミヤンマーとは大違い。

最近読んだ、瞑想関係の本です。










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