どうしてタイ人で世界の宗教や哲学に興味を持つ人が少ないのか?ヨガの先生はポーズ(アサナ)以外のヨガに全く興味を示さないのか?タイに来て3年、まだ理解できない。
ヨガの師匠の一人は、ポーズしか教えられないヨガの先生をJunior Asana Teacher と呼んでいた。日本もタイもこの様なヨガの先生が多い。それ以下の先生もいる。
タイや日本、アメリカでもポーズさえもきちんと教えられない先生もおり、怪我をする生徒が後をたたない。タイのヨガスタジオの仲間のSNSに参加したが、そこは、ただくだらない冗談だけの世界。ヨガやヨガ哲学について真面目な話や議論はゼロ。
タイ人は、真面目な議論を好まない。
ヨガは、ヨガ哲学、インド哲学、呼吸法、チャンテイング、瞑想、サンスクリット語等、ものすごく広い修行と勉強が必要だ。パーリ語、仏教やチベット瞑想とチベット仏教と学べば学ぶほど、知識と理解不足を痛感する。
小生が毎年通うインドのアシュラムで1年のコースを卒業しているタイ人のヨガの先生とお会いする機会があった。彼女は、小生の師匠の呼吸法の教え方を批判した。黙った聞いていた。その後89歳の師匠と10年、20年学んでいる仲間にその批判(呼吸法の処方箋と脈診)をぶつけてみた。そのタイ人の先生は、小生たちの師匠とは学んだことがない。アシュラムで別な先生から学び、呼吸法で処方箋をもらったことがないのと師匠と学んだことがないのが誤解の原因のようだ。89歳の師匠は、このアシュラムの創設者から引き継ぎ、その教えを直接受けた現在も生きている少ない人間。
タイ人は、物事を深く考えたり、長い時間のスパンで物事を考える習慣がない。日本と同じで批判的な思考が弱い。タイ人も日本人もヨガポーズすることしか教えられないヨガの先生に疑問を持たない。タイ人は日本人以上に物言わない。タイに永く住み、タイ国籍を取得した友人が、どうしてタイ人は、聞いてわかる嘘をつくのか説明してくれてやっと、面子を保つためだとわかった。仏教の教えの重要なのは、正直であること。
仏教国でありながら、世界でも有数の風俗産業がある。この大きな矛盾を批判するタイ人は少ない。政府の腐敗、仏教界の腐敗も。。。
見出しの写真は、管理事務が数ヶ月かけて湯沸かし器と部品を購入、マンションの管理事務所が取り付けた湯沸かし器。
全くめちゃくちゃで、使い勝手も最悪。
その場凌ぎの取り付けかただ。
微笑みの国タイ。微笑みには13種類あり、皆意味が違うそうだ。
下のブログ参考