戦場ヶ原からこんにちは

日光自然博物館がお送りする奥日光の自然情報+αです。

切込湖・刈込湖の“今”

2014年06月02日 | 自然情報

あっという間に、喧しいほどのエゾハルゼミの声が響くようになった博物館周辺。
気温もぐんぐん上昇し、私も腕まくりをして仕事をする日が続いています。

今日はそんな中、遊歩道湯元光徳線、通称“切刈コース”を歩き、歩道状況の確認と自然情報収集をしてきました。
(風穴からの風は、さぞかし涼しいだろうなぁ・・・なんて)

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<スタート>

まずは小峠までの上り坂。
最近の暑さも手伝ってか、コース上に残雪は無く、雪融けによる道の崩れ等もありませんでした。

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コミヤマカタバミ(写真)やイワセントウソウなどの花が、足元を飾ります。

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小峠では、ジムグリの幼蛇にも出会いました。


小峠を過ぎると、北向きのためか所々で20cm前後の残雪があります。

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このように避けられない箇所もあり、スパッツを装着していると安心です。


そして、お待ちかねの刈込湖!

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冬の一面真っ白になった刈込湖もいいけれど、新緑~深緑の中も、やっぱりキレイ!

ルリビタキやミソサザイ、コマドリといった鳥たちが、競い合うようにさえずっています。
茂みに姿を隠していても、その存在感は圧倒的です!

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雪融けで水量が多いかと思いきや、意外にも刈込~切込湖間は細流のみでした。


さらに進むと、ミニチュアの戦場ヶ原を見ているようで、お気に入りの景色の“涸沼”です。

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こちらも歩くには問題はありません。
(しかし、日向なので暑い!)


山王峠まで少し登り、そこから光徳まで降りていきます。
こちらも、歩くのに支障のある個所はありませんでした。

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途中、ミヤマセセリ(写真)など、ひらひらと舞うチョウも見られます。

下るにつれ、段々と鳥たちのさえずりは遠くなり、代わってエゾハルゼミの大合唱に飲み込まれてゆき・・・

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<ゴール>

全長8km弱の、やや険しい山道コース。
装備を整え、時間と体力に余裕を持って挑戦してみてください。


おまけ
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あぁ、ひゃっこくて気持ちいい!(風穴)


(T-村)