戦場ヶ原からこんにちは

日光自然博物館がお送りする奥日光の自然情報+αです。

冬のお楽しみ

2015年01月09日 | 自然情報

冬本番の奥日光。(たか)のブログをご覧の通り。

いよいよスノーシューの季節がやってまいりましたよ!

今回歩いた所は「金精の森コース」と「石楠花平コース」です。

歩いた1月8日は、さらさらスノーパウダー♪スノーシューで歩くにはうってつけの日でした。 

 散策中はスノーシューでひたすら歩くだけではありません。時には・・・・

 

雪のすべりだい♪

そして何やら気になるもの沢山。

より道が楽しい雪道散歩なのです。

楽しい散歩ではありますが、時には倒木やかかり木などがある場合もありますので、歩く際は頭上や足元への注意も必要です。

  

------------そしてスノーシュー終了後もより道。

 

湯元源泉

 

竜頭滝 

雪が積もるといつもの景色が別世界の様にも感じられます。

奥日光の冬は大変寒いですが、冬しかない楽しみが沢山ある事を今年も再認識した日となりました。

(岩)

 

 


新・山の上からこんにちは vol.90

2015年01月09日 | 新・山の上からこんにちは

こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

■今朝の奥日光 -5℃(博物館周辺 8:00現在)

今回は、湯元の源泉から小峠に向かう途中にある蓼ノ湖(たでのうみ)に行ってきました。

奥日光では積雪量が増え、いよいよスノーシュー(西洋式かんじき)の出番です。

スノーシューは、雪と接する面積が広いので、

あまり埋もれることなく移動できる便利な道具なのです。

小回りも効きますし、滑り止めの金具などもついているので、

強い味方となってくれます。

 

気になる積雪量はというと、この通り・・・

金精道路のガードレールが埋もれるほどで約60~80㎝です。

湯元の源泉から30分ほどで着くことができる蓼ノ湖。

静まり返った湖畔を歩いていると、水際を動く生き物の気配が・・・

なんとアオシギです!!

餌をとろうと、長いくちばしをつかって何度も何度も湖底を探っていました。

厳しい冬を乗り越えるために、凍っていない水辺を見つけ、

懸命に餌を探す姿に、ありのままの自然を見ているのだと実感させられました。

 

なお、湯元のスノーシューコースは、コースごとに色分けされたリボンが

コース上の木々などにつけられています。また、関係機関がパトロールを

行っているので、危険箇所の情報等も得やすい状況になっていますのでご安心を。

冬ならではの奥日光の体験をしに、ぜひお越しください。(たか)

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■イベント情報
平成27年1月24日(土)『ちびっこスノーシュー!2015
集まれちびっこたち!たっぷりの雪の世界へ、スノーシューを履いてさあ飛びだそう!                       申し込み締切:1月10日(土)

平成27年1月25日(日)『奥日光いきものつながり調査会season4』                                 雪がいっぱいの冬の湯ノ湖周辺!
スノーシューをはいて水鳥や冬芽などのいきものつながりを探しに行こう!                             申し込み締切:1月18日(日)

平成27年1月31日(土)『親子で雪の運動会2015
雪の世界で大はしゃぎ!走って、転んで笑顔がいっぱい!                                       申し込み締切:1月17日(土)

また2月もイベントが盛りだくさんです。2015年冬イベントの詳細はこちら

■企画展情報
『地域の記憶展~「先生」とよばれた二人の写真屋~』
平成26年12月2日(火)~平成27年3月29日(日)
中禅寺湖畔の歴史の紹介に加え、貴重なカメラなども展示しています。

■館内イベント情報
『冬のクラフト工房』
松ぼっくりや自然石を使ったクラフト体験を、入館料のみでお楽しみいただけます。


湯滝~赤沼間の木道コース状況

2015年01月08日 | 自然情報

奥日光は、寒波の影響で昨日から風の強い状態が続いています。

湯ノ湖の水面も大部分が雪に埋もれ、まさに冬本番。

 

久しぶりに訪れた湯滝を眺めてから

木道状況の確認に行ってきました。

 

湯滝から小滝までの木道に関しては、

木道上20~30㎝ほどの積雪で、

木道間の踏み抜きに注意が必要です。

 

また、小滝周辺の階段については滑りやすい状態になっており、

あまり通行はお勧めできません。スノーシューや滑り止めの対策が必要です。

 

ただ、部分的に凍った小滝も見ごたえがあります。

 

戦場ヶ原の赤沼側の木道状況ですが、

木道上には10~20㎝ほどの積雪。

利用者が多いためか、圧雪状態でスノーブーツだけでも歩けます。

ただし、木道間の踏み抜きにはご注意を。

地吹雪に映える男体山の姿もなかなか見ごたえがありますが・・・

戦場ヶ原周辺では時折、

視界が悪くなるほどの地吹雪になることがあるので、

コースの確認、また国道を車で通過する際には

十分注意していただければと思います。(たか)

 


新年あけましておめでとうございます。

2015年01月03日 | 自然情報

       

    新年あけましておめでとうございます

 

 昨年も多くの方に支えていただき、おかげ様で博物館も無事新年を迎える事ができました。

 今年初のブログでは、奥日光三大名瀑とも言われる滝をご紹介いたします。

 其の壱 華厳滝

年末にも紹介させていただきましたが、今回は無料観瀑台から景色です。時折ここではカモシカが目撃されます。「カモシカ」という名前ですが今年の干支のヒツジと同じヤギに近い仲間なのです!!新年の運だめしに是非彼らを探しに来てみてください。

其の弐 竜頭滝

いかがでしょう?この写真を見て竜の顔(頭)は見えましたか?紅葉時期の人気スポットのひとつの竜頭滝ですがお正月も多くの方がいらっしゃていました。更に寒くなるとこの滝も凍ってしまいます。四季折々で色んな竜の顔を見る事ができます。

其の参 湯滝

申し訳ございません!!湯滝正面の写真はまた次の機会にアップさせていただきます。今回はなかなかご紹介しない滝上からの写真でお許しください。雪がない時期であれば滝正面までいける階段が使えるのですが・・・・・・

ご覧の通りとても危険ですので、階段は使用せずチェーンを装着した車で湯滝駐車場からお入りください。湯滝の落差が70mありそこまで下りる階段ですので階段で転んでしまったら「痛い」ではすまされません!

湯滝の観瀑台は昨年から新しくなりました。場所も広くなり見える位置も少し変わりましたので是非足を運んだ事がある方にもいらしゃっていただきたいです。華厳滝と比べれば小さいですが、滝からの距離が近いので迫力満点のおすすめの滝です。

冬の奥日光は別世界の光景が広がっています。これからはスノーシューを使った冬ならでは自然観察も楽しめますので是非しっかりと雪支度をして奥日光へいらしゃってください!

奥日光へいらっしゃった多くの方が感動や驚きに出会えますよう願いつつ新年のご挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。

(岩)