先日のクライアントさんとのセッションでこんな話がでました。
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GWに夫の実家に帰省中、久しぶりにあう義弟のお嫁さんに
コーチングスキルを使って質問したんですけど、
うまく答えが返ってきませんでした。
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さて、どうしてなんでしょう?
これと同じようなことがセミナーを受講された方からも聞かれます。
コーチングセミナーを受講してなるほどと思って、
早速職場でも試してみたんですけど、うまくいきませんでしたって。
でもそこで、「なぁ~んだ、コーチングって使えないなぁ」
とかいって放り投げちゃうのはちょっと待ってくださいね。
そういう方によくお伝えするんですけど、
職場でうまくコミュニケーションがとれていないなとお互い感じている上司と部下がいるとして、
ある月曜日、いきなり呼ばれて、
「君の話を聞かせてほしい」
なんていわれて話す気がしますか?って。
皆さん苦笑して首を横に振られます。
もちろん、上司の頭の中は
(コーチングスキルを使ってやろう。「傾聴」が大事なんだ。
セミナーで知ったことを試してみよう)
という思いでいっぱいです(笑)
でも部下から返ってくるのは
「別にありません」
とか、当たり障りのないそれって本心じゃないだろう!っていうような言葉だったりします。
やっぱりコーチングって使えない・・・
だから、ちょっと待ってください!
なぜ、コーチングスキルがうまく機能しないのか。
それは、まずセッションに入る前に「ラポール(信頼関係)」を築くことが大切だからです。
最初のクライアントさんの話を思い出してください。
GW、久しぶりの帰省。
義弟のお嫁さん。
もちろん、日頃からやりとりがあって仲のいい相手なら問題ありません。
でも、聞いてみるとやはり普段はそうやりとりのある間柄ではなかったようです。
そんな相手から、いきなり質問されても当たり障りのない答えを返してしまうというのがやはりよくあるパターンではないでしょうか。
では、なぜ子育てコーチングはとっかかりやすいのかといえば、
それは、親子の間には何をせずともしっかりとした信頼関係があるからです。
子どもの自我がしっかりしてくる10歳くらいまでだったら、
なおやりやすいのではないかと思います。
それを考えると、子育てコーチングはこれからもっと家庭に根付いて広まっていきますね。
そして、コーチングマインドを持って成長した子どもは、
人とのコミュニケーションの取り方がきちんと身についているので、
学校でも、社会へ出ても、人間関係で悩むことが少ないかもしれません。
そういったことを、
今度のセミナーでもお伝えします。