黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

家庭教育コーチ養成講座 in 徳島(5回目)

2007年11月17日 | セミナー情報
今日も快晴!徳島への道です
1回目の時はちょうど阿波踊りの時期だったのに、
今日は冬のコートが必要な気候。
時間の流れを感じます。

今回の内容は、セッションの実習をメインにしつつ、
『価値』や『ミッション』について。



この『価値』っていうのをやると、

ほんと、”価値観”って人それぞれだなーっというのを

改めて実感する。



私が絶対選ばないような項目がその人にとっては

とても重要だったり、絶対外せないものだったりするのだから。



それを理解していないと、セッションもうまくいかない、よね。



午前中は、『ミッション』をみつける実習をして終わった。



この『ミッション』が曲者で・・・。

コーチは、「わぁい、おもしろそう~♪」と

一緒に実習に入ってしまおうとしたのだけれど、

今回は実習に入ってしまわずに、

会場をまわりながら実習をフォローする方にまわりました。

結果、これが正解・・・。



今まで、楽しそうに実習をしていた参加者の表情が、

どんより暗くなっていって、会話が弾まない・・・。

質問する方も答えるほうも、言葉がスムーズにでてこない。

考え込んでいる・・・。

こちらが思っていた以上に、難しい実習になったようです。



もっとも、すでに自分のミッションをみつけていて、

常にそれを意識しながら日々の生活を送っている人にとっては、

『ミッション』というものは身近かもしれないけれど、

いきなり、あなたは何のために生きて、どうありたいか?などと問われると、

普通の人は考え込んでしまうだろう。

(あ、セミナーでは、別にそんな大きいことを問うたわけではないのだけれど)



それでも!

あれだけ悩んでいたというのに!

実際におひとりずつにそれぞれのミッションを発表してもらうと、

ちゃんとオンリーワンのミッションがでてきたことに、拍手



そうそう、これって入試や就職試験の面接なんかにも応用できるらしい。

学生ひとりひとりにそれぞれの思いや、

人生のストーリーがあるにも関わらず、

面接の志望動機とかって、似たり寄ったりになりがち・・・。

そこで、志望動機を「ミッション」に置き換えてみると、

どうしてそこに入りたいと思うのかが明確になってくる、というもの。



確かに、モデルとしてみんなの前でこの課題に取り組んでくださったHさん。

今は教育委員会でお仕事をされていますが、

本来は学校の先生

その学校の先生という仕事はどんな仕事なのかというのを掘り下げていくと、

Hさんがどのような思いを持って、この仕事をしてらっしゃるか、

どんな先生になりたいと思っているかが、

ばしばしと伝わってきました。



ちょうどこの日、お子さんが大学入試にいってらした方が、

もっと早くに知っていれば!!と悔しがっておられました。



印象的だったのが、参加者の方のお話。

何でもお子さんとけんかしてしまったらしくって、

せっかくコーチングの勉強会に参加しているのに、全然ダメだ・・・と

ひとしきり落ち込んだ後、

前回の資料を取り出して、

『現在の状況』『何が原因か』『どうすれば改善できるか』などを

ノートに書きだしていかれたそう。

そして、翌日・・・。

昨日、大ゲンカしたのが嘘のようにお子さんと接することができ、

お子さんがお母さんを全然離してくれなかったのだとか。

その方の年齢からいって、お子さんは多分中学生?高校生?大学生?

といった感じだったのだけれど、

その頃になると、親と大ゲンカもありうるだろうな・・・。

でも、その時にちゃんと向き合ったその方って、

本当にスゴイ!



その他にも、ちょうど進路に悩む時期のお子さんがいらっしゃる方もいて、

この講座がきっかけで、

子どもの夢を摘まずに応援してあげられる大人が増えればな~と思ったりもします。




そして、セミナーの最後には、

参加者の方からのお知らせが



このセミナーは、徳島県内のいろんな場所から参加してくださっています。

全6回のセミナーも次回で最後ということで、

有志の方が、忘年会を兼ねた打ち上げを計画してくれていました!



ということで、次回はセミナーの後に『伊座利』さんにお世話になります。

徳島県南部、太平洋に面した小さな漁村。

子どもが減っていく過疎の村で、

学校を閉鎖させないように何とかしようと、

地域の人が立ち上がったところです。

いろんなパワーが渦巻いていそう!

それを感じに行ってきたいと思います。