連日の曇天と梅雨寒。梅雨明けまであともう少し。日焼けがなによりも嫌なこのクマ子でさえお天道様が恋しい今日この頃です。
昨日高校時代からの友人、TちゃんからLINEが来ました。3年前に結婚した彼女ですが、お父様が亡くなったりとバタバタが続き、先週ようやくハワイで夫と2人きりの結婚式を挙げたそう。
幸せいっぱい、顔いっぱいに笑っているTちゃんの写真は、梅雨で重だるい気分のクマ子を吹き飛ばしてくれました。
Tちゃん、おめでとう🎊🎈🍾‼️
Tちゃんには誰よりも幸せになってほしいと願っていただけに本当に嬉しかったです。
今日はこのTちゃんの話を少し。
Tちゃんは東京の大学、大学院で児童心理学を専攻し、区の児童心理士として心に問題を抱えるお子さん、そのお母さんのケアに当たってきました。
Tちゃんの心理サポートにおけるモットーは
「親にも心のケアを。」ということ。
昨今問題の子供への虐待。子供の心のケアは社会が必要だと認識してくれるのですが、実はそれと同じぐらいその親の心のケアが必要だと彼女は言います。
なぜならその子供には親の存在が大切だから。
だから親が子供を愛せるように親の心のケアが重要なのだ、というのです。
Tちゃんの両親はネグレクト、いわゆる育児放棄の両親でした。
親は大病院の院長で、豪邸に住み、一見何不自由ない生活に見えるのですが、Tちゃんは親に愛された記憶がない、と言います。
Tちゃんのお父さんはお母さんに暴力をふるっていたし、無理やり性行為をさせているところも見てしまって、子供心に記憶に残っていると言います。
Tちゃんは高校の頃、こう言っていました。
「小さい頃から私が何をしても両親は全く私に興味がないの。親の気をひきたくてわざとテストで0点とろうが反応なし。私は家の中の飾りだったの。」
そしてこう言います。
「グレて非行に走れる子は羨ましいよ。私はグレる歳になる前にグレても親の気はひけないことがわかっているから、グレることさえ諦めたの」
Tちゃんには歳の離れた弟と妹がいましたが、高校時代の彼女は学校が終わるとすぐに帰宅して2人の世話をしていました。
週末、おうちに遊びに行っても必ず弟と妹は一緒。
自分や自分親のような人間を減らさなくてはならないー
その一心で児童心理学を勉強するために東京の大学に進学。
一人暮らしのマンションは麻布駅前の高級そうなマンション。学生が住むようなスペックではとうていないその立派な一室でTちゃんは「実家はお金だけはあるからね」と馬鹿にしたように笑いました。
Tちゃんは3年前に結婚した直後、私は子供は作らない、と宣言。その理由を聞くと
「ネグレクトの親で育った私はきっと同じことを子供にしてしまう。だから子供を持つことが怖い」
ぼそっとそう言いました。
きっといろんな研究結果がそうでているのでしょう。
果たしてそうなのかな?
高校時代から「弟と妹は私が守らなくてはならない」と言いながら2人に愛情を注いできたTちゃん。
もし子供ができたらちゃんと彼女は愛せる、と私は思っています。
でもこういうことは迂闊には口にできない。
だから「そうなんだ」とだけ言っておきました。
Tちゃんのご主人はそんな彼女のバックグラウンドや複雑な様子を全部まるごと受け止めてくれたらしい。
どんな時もT子が幸せと思うことを、と言ってくれるそう。
ステキな彼に出会って良かった🤗✨
本当に良かった。
彼との生活がこれからもずっとずっと幸せでありますように。
そう願わずにはいられません。
いかがお過ごしでしょうか?
DNAと環境で人は形成され変わることができる という言葉を聞いたことがあります
完成前にミスタッチで送信してしまいました😭
Tさんのがご主人の愛に包まれることによってそのような考えが和らぎ家族が増えることを私も切に願います
ほんとにそうで、ご主人の愛に包まれてTちゃん自身がまず癒されることを私も願っています☆