さが日記

事務長で子供担当の西田晴奈です。
患者さんとの触れ合いの中で、ますます好きになっていく佐賀の日々をつづります。

県庁おもてなし課

2013-05-20 | 私の本棚

「フリーター 家を買う」を書いた有川浩さんの作品は、毎回設定の面白さにつられて買ってしまいますが、今回も裏切りませんでした。
映画も公開中です、「県庁おもてなし課」

高知県の県庁に実在する「おもてなし課」を舞台に、なにもないが自然だけはあるという実は日本の地方の多くがそうである中、高知県を観光でなんとかしたいという県庁職員が奮闘するお話。もちろん、本の中身はフィクションです。
「お役所仕事」を批判するだけではなく、そんな彼らがいろんな人との出会いの中から、自分たちで民間との時間軸の違いなどに気付き、成長していく姿は本当に面白く読みました。

最後に、実際の高知県庁おもてなし課の職員と有川浩さんの対談が載っているのですが、これを読んで初めて有川さんが女性だと知りました!!!
今まで何冊も本を読みながら、ずっと男性だと思っていた自分が情けない・・・普通は文章でなんとなく作者の性別わかりますよね。

また、次の作品が楽しみです。