西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

大きい波と小さい波

2010-01-09 23:07:09 | Weblog
それは景気の話であり、地球上存在する波動とも関連するのですが、(宗教めいた話になると弱いのでやめときますが)グローバルな、長期な考えに基づく景気循環(40~50年の周期で波を打つ)コンドラチェフの波と中期波動の(6~10年の周期)ジュグラーの波、それと短期波動の(40か月の周期)キチンの波。他にもいくつかの景気循環説があるようですので、詳しくは経済誌で調べてください。
 
 通常、景気循環と云うと中期のジュグラーの波を指します。 

しかし私は現在の経済状況では、短中期波動には重点を置かず、むしろ長期波動に関心があります。特に長期では戦争・天災も影響されますが、経済全体に波及効果をもたらすのは、技術革新であるという点であります。
この見方をたどれば、第1波は「産業革命」であり、第2波は鉄鋼と鉄道の普及、第3波は電気・化学・自動車の発展であり、第4波は第2次大戦後石油化学(繊維)・エレクトロニクスによるものと考えられているわけです。
40~50年前の津島市が繊維で隆盛を極め、経済にインパクトを与えなくなると下降期に転じてきたわけで、時の指導者の「先見の無さ」を嘆くのは私だけではないはず。もっとも当時私は津島とは縁がなかったのではありますが。
以上の見解からすると、第5波の波は1990年代より現れ、2010年以降に大きな上昇をもたらし、巨大な戦略的基幹産業の勃興と定着とが経済にダイナミックな変動をもたらすということです。
キーワードは3点、「環境」・「福祉」・「健康」
経済に与える問題点は、「デフレマインドの解消」・「為替相場」・「中国経済の成長」にあると思っております。