西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

町内会の存在、Ⅱ

2010-01-26 20:44:14 | Weblog
元々は自然発生的に生まれた運命共同体という意識。
血縁があれば「親戚」、地縁にリンクされる「部族」。
動物が群れをなすのと同じく、人類史上以来、そこに互助本能(助け合い)は存在し、この結束・共同作業がなければ、弱肉強食の自然社会では生きていけないことを感じ取ったのではないか。
まさに「助け合い」は、ボランティアとして奉仕の精神を持った「志願兵」(ラテン語の語源)であり、自警団を作って自らを守ったわけであります。

現在では、輪番で役を請け負った以上、「仕方なし」、「ご近所の手前」、「義理を尽くす」しぶしぶお手伝いであり、「強制労働的」な感覚で捉えて見える有様。
翌年にはホッとする勤労奉仕的な(奉仕に値しない)町内参加者の多いこと。


町内でさえこう云う状況であれば、全体社会においてはなお一層難しい。
「奉仕」(奉仕もどきの偽善と混同しないこと)はその人の自発的な自由意思で成り立ち、利害・理屈を超越した「一途な心意気」であり、結局は人類の発展に貢献し、人類に全て跳ね返っていくことになります。

(宣伝)ライオンズクラブの「ウィ・サーブ」(我々は奉仕する)、この精神は今後の日本・世界を考える上で最重要課題であります。「悟り」を開いた人間のやること、俗人には難しいことではありますけれど、今から一歩づつでも「人の痛みを理解できる」人間に近付くことです。それが「奉仕」です。