西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

防災と地域コミュニティーの問題、パートⅡ

2011-03-29 22:28:56 | Weblog
<平成21年3月定例会、代表質問>
2、防災対策の件
*浸水被害の防止策と天王川西部地域の排水対策について
*災害情報収集協力員制度の創設と町内単位での自主防災組織の機能の充実について


防災対策の件

質問
(1)防災安全面から、災害時、行政はどのように市民に知らせ、どう対処すべきか。
天王川西部地域の排水対策について進展は見られるか。
(2)市民が災害情報を提供する、ボランティアの「協力員制度」の創設を検討すべきではないか。
町内単位で防災組織を細分化して、有効に機能するか、最善の方法を模索しているが、こういった活動を応援していただけるのか。

総務部長
災害時における初動態勢が重要であり、早期の情報収集と迅速な避難場所の開設に努める。
災害情報収集協力員制度は価値あるシステムであり、各、自主防災会と協議していく。今後、町内単位で組織的な活動ができるよう支援・育成に努める。

建設部長
排水対策事業は極めて重要、現在、排水能力は格段に向上しておりますが、一層の改善に向けて取り組む。

市長
防災の知識・技術等の普及のため積極的に地域に出向き、出前講座の開催等で市民に周知していきたい。

<平成21年12月定例会、一般質問>
1、地域コミュニティーの充実と支援策について
2、地域コミュニティーの問題点

コミュニティ制度の充実と支援策(要約)
(1)、地域コミュニティの充実と支援策
なぜ今、地域コミュニティが必要なのか。
少子高齢化の流れとともに、社会情勢も変化し、核家族化も進み、取り残された高齢者や子育て家族に対する支援をはじめ市民の生活に直結する課題が次々と生じてきております。郊外に新しい住宅・スーパーが立ち並び、都市化が進んできますと、そこに移り住む住民の価値観も多様化し、地域における連帯感も希薄になり、従来からの自治の相互扶助の機能低下が指摘されるようになりました。こういった課題に対し、市民が協力し、地域の問題として解決していくことが求められております。
そしてそれを基に「老人会」「子供会」「婦人会」「青年会」等が組織化され、地域問題において社会貢献を目指すNPOや市民グループ・サークル等のテーマ型コミュニティが盛んになるなど、コミュニティの在り方も多様化しつつあります。
行政も、「地域コミュニティの組織作りと重要性」は十分認識されて見えますが、今後とも持続可能な地域活性化の担い手として、どう位置付けされておるのか。地域の自主性を尊重・独自の取り組みに対して、どういった方向で行政支援の在り方を検討されるか。
(2)、地域コミュニティにおける問題点
高齢化が進み後継者もおらず、祭りごとや地域行事さえも維持できない「町内会」が浮き彫りになり、アパート・マンションが増え、隣近所との交流もなく、町内会との関係も希薄になり、「町内会」に加入しない世帯も増えてきております。
生活に身近な問題を真っ先に解決できるのは「地域のコミュニティ」であります。
そして、町内に問題が生じた場合、当事者の努力、町内会長・嘱託によるコミュニティの参加・活動への呼び掛けは必要でありますが、こういった時こそ、行政は相談役として的確なアドバイスと日頃からの連携を密にしていただきたい。その際に、リーダー等、人材の確保と育成は必要でありますが、どう考えて見えるか。